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ある日突然「濃厚接触者」に 実際どうなる?立ち話相手が感染者 保健所から連絡、陰性も「コロナ身近に」/兵庫・丹波市

https://news.yahoo.co.jp/articles/e004cd1567df9f7f9b0e88d8872b316a16e11d98

7/26(日) 11:02配信 丹波新聞

 21日午前9時前、スマートフォンに心あたりのない電話番号から着信があった。「こちらA税務署です。17日に来署し、相談予約を取られましたね?その際、応対した職員が新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました」―。京都府内の自宅から兵庫県丹波市内の事業所に通勤する50代男性はこの朝突然、「濃厚接触者」になった。

電話そばに同僚「離れていくのが分かった」

 京都府内の税務署からの用件は、「接触した人を(府内の)保健所に報告しなければならない。連絡先を保健所に教えても良いか」の確認だった。  「いいですよ」と答え、電話を切ってすぐに保健所から電話がかかってきた。職員とどんな形で会話をしたか、状況を事細かに聞かれた。  お互いマスクを着用していた、手を伸ばせば届くほどの距離だった、手渡しで書類をやり取りした、10分ほど立ち話をした、2人の間に透明の防御シールド(のれん状)があったが、シールド越しではなく、直接対面して会話した時間があった―ことを伝えた。  保健所に感染の有無を確認する必要がある旨を告げられ、この瞬間、「濃厚接触者」になった。京都府内の病院(帰国者・接触者外来)が指定され、そこで検査を受けるように言われた。  会話を近くで聞いていた同僚たちが、すすっと離れていくのが分かった。

病院へ直行、会話のない3分の検査

 会社から、結果が出るまで出勤しないよう指示があり、業務には従事せず、病院へ直行。午前10時半ごろに到着し、病院に電話をした。保健所の指示どおり、「車から降りず、指示があるまで窓を開けないように」車内で待機していると、シールドと医療用ガウン姿の医療従事者3人が近付いてきた。  1人が、運転席側の窓にビニールシートのようなものを貼った。シートには、小さな丸い穴が開いていた。ジェスチャーで窓を開けるよう指示があった。次に、ジェスチャーで、直径12センチほどのシートの穴から鼻を突き出すよう指示された。鼻を突き出すと、長い綿棒のようなもので鼻の奥をぬぐわれた。ぬぐい終わると、またジェスチャーで窓を閉めるよう指示された。  終わったかと思うと、「質問は保健所へ」「このままお帰り下さい」と書いたボードを示された。この間約3分。医療従事者と、一言の言葉も交わさなかった。感染防止に医療従事者が神経を尖らせているのがよく分かったが、「何だか紙芝居みたいで、おかしかった」。  妻には、検査へ行く前に連絡した。妻はすぐに自身の職場に夫が感染を疑われ、検査対象になったことを伝えた。「(自宅の)玄関にアルコールを用意しておくよ」と言ってくれた。出かける予定だった母親には、外出を止めてもらった。  自宅で待機していた午後3時ごろに保健所から電話があり「陰性」と告げられた。「結果が分かるまで2、3日かかるのかなと思っていたので、すぐに結果が出て良かった。ほっとした。妻も母も安心したと思う」  保健所から2週間経過観察する必要があると言われた。パソコンやスマホが使えると言うと、厚生労働省の専用インターネットサイト「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム」のアドレスと、個人識別番号が送られてきた。その日から毎日1回、体温測定と、「咳・鼻水」「息苦しさ」「全身倦怠感」の3項目のアンケートに回答している。  「突然、濃厚接触者になって、コロナを身近に感じた。もしかしたら、自分が感染者になっていたかもしれない。私は基礎疾患があるので、発症していたらと思うと、陰性で助かった。また自分が気付かないまま2次感染を引き起こすこともなく、こちらも良かった」と、「まさかの体験」を振り返っていた。

不測の事態への備え

 税務署の申告相談の予約表に連絡先を残したことで、追跡ができた。男性が立ち話だけで、予約をせずに帰宅していたら、追跡は困難だった。男性が連絡先を書いていなかった場合、男性が濃厚接触者だと突き止める方法は2つ。一つは、男性が、ニュースなどで自身が接触した税務署の職員が感染者だと気付き、自ら保健所などに名乗り出るケース。もう一つは、男性が発症した場合だ。その間に男性は、家族、同僚、立ち寄った先で感染を広げていたかもしれない。  目に見えず、いつどこでもらって、誰にうつすか分かりづらいのが感染症。自分や身近な人を感染から守り、仮に感染しても拡散範囲を小さくとどめるために、厚労省が無償配布している同ウイルス接触確認アプリ「COCOA」を入手したり、いつどこで誰と出会ったかを、記録するなど、不測の事態への備えを。

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コロナ第2波到来?感染を防ぐため「買い物」で注意したい12のこと

https://news.yahoo.co.jp/articles/b92d429e45b0ec2508d7b2970d58029a6708dc59

7/29(水) 7:01配信 現代ビジネス

「第2波」の到来が取り沙汰されている、新型コロナウイルス。不要不急の外出は控えていても、食料品、日用品を購入するために、スーパーやコンビニへ行くことは、生活するうえで避けられないだろう。ではそのとき、私たちはどんなことに注意すればよいのか? 著書『感染症専門医が普段やっている感染症自衛マニュアル』を刊行した佐藤昭裕医師に、注意点を教えてもらった。 ———- 【写真】第2波に注意!日本人が見落としがちな「手洗い」の意外な落とし穴

意外に感染しやすい「トング」

 曜日や時間帯によっては、スーパーも「三密」に近い空間になりがちです。  「マスク着用」を基本として、スーパーで飛沫感染、接触感染のリスクを低減するために、いくつか実践していただきたいことがあります。  まず、夫婦や子ども連れで買い物をする人は多いと思いますが、スーパーが混み合っていたら、「入店するのは1人」にしてください。  複数人で入店すると、単純に店内の人数が多くなりますし、つい一緒にいる人と、あれこれ相談しながら買い物をすることで、滞在時間も長くなりがちです。  混雑を避けるために、まず外から店内の状況を確認し、混み合っていたら、1人だけが入店する。これを、スーパーを訪れる人みんなが実践すれば、「密集」「密接」を避けることができます。  入り口にアルコール消毒液があれば、お店に入るときと出るときの両方で、必ず手指を消毒しましょう。入るときに手指衛生をする理由は、店内にウイルスを持ち込まないため、出るときは店内からウイルスを持ち出さないためです。  何を買おうかと考えるときは、つい、手で顔に触れがちですが、ここでも手で顔を触れないように気をつけてください。  スーパーで感染源になりそうなのは、お惣菜などをつかむときに使うトングだと思われます。商品やかごよりも触る人が多いと考えられますし、実際にクルーズ船やビュッフェなどではトングを介したと思われる感染事例がありました。  できるだけパックに入ったお惣菜を選ぶ、あるいはトングを使ったら顔は触らないようにして、店を出るときにアルコール消毒、もしくは手を洗うことを心がけてください。  店内でかごやカート、トングなどを触ったとしても、店を出る際にアルコールで手指衛生を行ない、それまでに顔などを触れていない限り、感染リスクはほぼありません。お店側としても、できるだけお惣菜などは個包装にするなどの工夫ができるとよいと思います。

商品を家に持ち込むときは

 なかには、買った商品に、細菌やウイルスが付着している可能性を不安に思っている方もいらっしゃるかもしれません。最大限に万全を期するならば、買ってきたものを一つひとつ洗浄、もしくは消毒する、自宅の保存容器に入れ替えるなどの対策になります。  医師が手術のときに行なう「無菌操作」を応用した例として、欧米の医師が作成した動画では、  ・人が触った可能性があるパッケージなどを、そのまま家で保存しなければならないもの(飲み物、調味料、アイスクリームなど)……パッケージをアルコールで除菌  ・外箱や袋に入っているもの……外箱や袋を捨て、中身を皿・保存容器、ジップロックなどの保存袋に入れて保存  ・むき出しで売られていた果物……洗って保存(自分の手を洗うのと同じくらい丁寧に)  ・調理品……中身が包装に触れないように気をつけながら自宅の食器に移すというものでした。  ただし、本当にそこまでの対策をとったほうがいいかどうかは、状況によって異なります。たとえば、新型コロナウイルスは、日本を含むアジア諸国以上に、欧米で猛威をふるっていました。そのような状況下では、「とりうる対策はすべてとる」という判断が必要になり、買ってきたものを、一つひとつアルコール消毒するという対策も合理的といえます。  また、高齢者や、がん、糖尿病といった深刻な病気を抱えている人、免疫機能が落ちている人など、感染症の重症化リスクが高い人が同居している場合は、買ってきたものを洗浄、消毒するというのも、対策の1つと考えていいでしょう。  しかし、そもそも「新型コロナウイルスが食べ物を介して感染した」という確実な症例は、まだ報告されていないのです。口に入れるものですから、食べ物を介した感染も、もちろん、ありうることです。ただ、すでに起こっていたとしても、感染経路が不明な人の、さらにわずかな割合の人に当てはまる程度と考えられます。  したがって、感染者数、死者数ともに爆発的に増えている、といった状況でない限りは、神経質になる必要はないでしょう。  そもそも野菜や果物などは調理前や食べる前に洗うのが普通でしょうし、お肉や魚なども加熱して食べることが大半だと思います。その他、お刺身などはできればさくで買って自分で切る、袋や箱に入ったお菓子類や乾物類などはすぐにお皿やジップロックなどに移すなどの対策だけでも充分でしょう。

覚えておきたい12のポイント

 感染症の対策は、細菌、ウイルスの特性によっては、長期間にわたって行なわなくてはなりません。対策は万全であるに越したことはありませんが、それによって実践するほうが疲弊してしまっては、本末転倒です。やることが多すぎると、最も重要な手洗い、ソーシャル・ディスタンスといった基本が、おろそかになる恐れもあります。  どこまで徹底するかは、世の中の情勢や個々の状況から判断するという発想も大切なのです。  さて、以上の点を含め、スーパーなどで買い物をする際に気をつけたいことは、次のとおりです。

———- まとめ ———-  

・スーパーが混み合っているときは、1人で入店する。  

・滞在時間を短くするために、買うものをあらかじめ決めておく。  

・マスクをして入店する。  

・入店時に、手をアルコール消毒する(店内に細菌、ウイルスを持ち込まないため)。  

・無闇に商品に触れない。「一度手にとったら棚に戻さない」くらいのつもりで、手にとって品定めするのは最低限に抑える。  

・店内では、手で顔に触れないように気をつける(店内で利用するカゴやカート、商品には、他者の飛沫が付着している可能性があるため)。  

・共用のトングでとるものは避け、パックされたものを選ぶ。  

・レジの列に並ぶときは、前の人から約2メートルの距離をとる。  

・会計はキャッシュレス決済にする(不特定多数が触れた現金に触れないため)。  

・セルフレジが設置されている場合は、利用する(店員との接触を減らすため)。  

・店を出るときにも、手をアルコール消毒する(店内でいろいろなものに触れた手をリセットするため)。  

・重症化リスクの高い人と同居しているなど、もし気になる場合は、買ってきたものを一つひとつ洗浄(もしくは消毒)したり、パッケージから自宅の保存容器に移したりする。

佐藤 昭裕(KARADA内科クリニック院長)

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高齢者の巣ごもりにご注意! 「生活不活発」はコロナ感染の重症化リスクにも

https://news.yahoo.co.jp/articles/5198d82baa31a0f76b2b6538df4998ca708d3b68

7/23(木) 20:11配信 ヨミドクター

街で障害のある人と出会ったら~共生社会のマナー

 ヨミドクターをご覧のみなさま、サービス介助士インストラクターの冨樫正義です。「街で障害のある人と出会ったら~共生社会のマナー」として、約2年間、連載を続けてまいりました。そして今、新型コロナウイルス感染症の拡大により、「新しい生活様式」が求められていることから、今後は「新しい生活様式でのダイバーシティー(多様性理解)」を主眼とした内容を随時掲載していこうと考えています。引き続きお付き合いの程、よろしくお願いいたします。

感染を恐れて動かなくなると…

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 さて、今回は「高齢者と感染症」をテーマにお話しします。  新型コロナウイルス感染症では、比較的、軽症者や無症状者が多い一方で、高齢者や基礎疾患のある人が重症化しやすい傾向にあります。これには、「加齢による免疫力の低下や生活習慣病が関係しているのでは」と言われています。高齢者は特に、自身の命を守るためにも、マスクの着用と手洗いの徹底、人が多く集まる場所を避けることなどの感染予防策が必要です。  しかし、感染を恐れて外出を避け、いわゆる「巣ごもりの状況」が長く続くと、高齢者には「生活不活発」による健康への影響が懸念されます。生活不活発とは、動かない状態が続くことにより心身の機能が低下し、ついには「動けなくなる」ことをいいます。身体機能のみならず、認知機能の低下も表れやすくなるのです。  この悪循環の状態は「フレイル(虚弱化)」とも呼ばれます。これは、英語で老衰や虚弱を意味する「Frailty(フレイルティー)」をもとに日本老年医学会が考案した言葉です。詳しく言えば、「加齢とともに心身の活力(たとえば筋力や認知機能等)が低下し、生活機能障害、要介護状態、そして死亡などの危険性が高くなった状態」となります。  高齢者にとってフレイルは、身体の回復力や免疫力の低下にもつながります。そのため、感染症にかかった際に重症化しやすくなると言われています。つまり、感染を恐れるあまり、生活不活発の状態になると、反対に感染に弱くなってしまう心配があるのです。

「3密」を避けた生活も重要だが

 フレイルの診断基準には、<1>体重減少、<2>疲労感、<3>筋力の低下、<4>歩行スピードの低下、<5>身体活動量の低下……という五つの項目があり、このうち三つ以上の項目に当てはまる場合にフレイルと診断されます。また、1項目か2項目に当てはまる場合は、フレイルの前段階である「プレフレイル」と見なされることがあります。  多くの高齢者が、健康な状態から中間的な段階(フレイル)を経て、徐々に要介護状態になっていきます。つまり、「生活不活発」により、フレイルが進み、心身や脳の機能が低下するのです。新型コロナウイルスに感染しないためには「3密(密閉、密集、密接)」を避けた生活も重要ですが、その一方で、動かない時間を減らし、自宅でもできるちょっとした運動を心がけ、フレイルを予防することも、高齢者にとっては大切なのです。

冨樫正義(とがし・まさよし)

冨樫正義

 1973年、埼玉県生まれ。桜美林大学大学院卒(老年学研究科修士号)。日本サッカー協会 施設委員。法律事務所、不動産関係会社、人事コンサルタント、専門学校講師を経て、現在、サービス介助士、防災介助士、認知症介助士などを認定・運営する団体「公益財団法人日本ケアフィット共育機構」(0120‐0610‐64)のインストラクターとして、年間50社以上の企業対象研修を担当するほか、企業のバリアフリー・ユニバーサルデザインのコンサルティングも行う。

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アベノマスク8千万枚追加配布に批判殺到「もはや狂気の沙汰」

https://news.yahoo.co.jp/articles/15b05c2e88d0ca57d01d5dd3bd4a6fcc5adcee63

7/28(火) 20:33配信 女性自身

政府が介護施設や保育所などに約8000万枚の布マスクを追加配布すると、7月27日に朝日新聞デジタルが報じた。4月から続く配布事業の取り組みで、厚生労働省は9月中に配布完了を目指しているという。 【写真】当初から強い批判を受けていたが、今回も“有意義”を強調し続ける政府 記事によると、配布・発注済みの布マスクは計約2億8700万枚。事務経費約107億円を含む総額費用は、約507億円にも上ったという。 全国世帯に向けて1住所あたり2枚配布される布マスクは、6月下旬に配送完了。だがその後に、伊藤忠商事など9業者に計5800万枚の追加発注がされていたことも報じられた。 安倍晋三首相(65)は4月の配布決定当初、「急拡大するマスクの需要の抑制を図り、国民の皆様の不安解消に少しでも資するよう速やかに取り組んでまいりたい」と述べていた。しかし、4月に配送されたマスクから変色や異物混入といった不良品が多数発覚。回収や検品を強化した結果、遅配となった。 全戸向けの配布は完了したものの、布マスクは“無用の長物”となっているようだ。 「配布開始当初から、『税金の無駄遣い』や『費用対効果を感じられない』と批判が殺到。経済官庁出身の官僚が安倍首相に、『国民に布マスクを配れば不安は消えます』と進言したことが政策の発端だとも報じられました。配布された結果、“不要”として厚生労働省や各自治体に返却・寄付された布マスクは10万枚にも及んだそうです。品切れが続き高騰していた不織布マスクも、徐々に生産が回復し、値崩れてしているといいます」(全国紙記者) ■「なぜ軌道修正できなかったのか」 産経新聞によると菅義偉官房長官(71)は28日、「布マスクは繰り返し利用でき、コスト面でも安価」「継続配布は有意義」と述べたという。 当初から強い批判を受けていたが、今回も“有意義”を強調し続ける政府。その強固な姿勢に、各界から様々な反応が上がっている。 女優の小泉今日子(54)は、朝日新聞のネットニュースに《ちょっ、ちょっと!》とコメントを添えてツイート。 メイプル超合金のカズレーザー(36)は、28日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)に出演。布マスクが追加配布されることについて、「使う使わないに関しては、皆ずっと『使わない』って言っているからそれは変わらないんじゃないですか」とコメントした。 国民民主党の小沢一郎(78)は、Twitterで《正気だろうか。5百億円も使って一体何をやっているのか。一度決めたら途中でやめられない。正に戦前の軍部と同じ。結局はお友達利権》とツイート。続けて《これだけ巨額の予算を、なぜ赤字に苦しむ医療現場支援や、PCR検査の拡大に回さないのか。この内閣は、やることなすこと全てが間違っている》と痛烈に批判した。 消費を喚起する観光事業分野「Go Toトラベル」では、強い批判を受けて「東京除外」や「キャンセル料補償」に転換していた政府。“アベノマスク”についても方向転換を求める声が上がっている。 《6月の時点でなぜ軌道修正できなかったのか布マスク路線》 《布マスク制度ってそんなに方向転換できないものなのかしら》 《誰か、進言する人はいないのだろうか》 《もはや狂気の沙汰です……》

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飼い猫が新型コロナ感染、英国の動物で初

https://news.yahoo.co.jp/articles/170bd15018bddd350325aeb5f168c97eb7965ece

7/28(火) 10:20配信 CNN.co.jp

(CNN) 英国で初めて、猫1匹が新型コロナウイルス検査で陽性と判定された。猫も飼い主も、既に完全回復しているという。 写真特集:世界で最も醜い動物? 英政府の発表によると、猫の感染は今月22日、イングランドのウェイブリッジにある動植物衛生局(APHA)の施設で行った検査で確認された。 英国で動物の新型コロナウイルス感染が確認されたのは初めてだが、「猫が飼い主にウイルスを感染させたという証拠はない」と説明。「先に検査で陽性反応が出ていた複数の飼い主から、この猫に新型コロナウイルスが感染したと思われる」と推定している。 この猫は当初、民間の動物病院で猫ヘルペスウイルス感染症と診断されていた。これは猫によくある呼吸器系の疾患。しかし調査研究の一環として新型コロナウイルスの検査も受け、APHAの再検査で感染が確認された。 英政府の首席獣医官は、今回の症例を「極めて稀(まれ)」と位置づけ、これまでに感染が確認された動物は、いずれも症状は軽く、数日で回復していると指摘した。 イングランド公衆衛生サービスの当局者も、「ペットが人にこの疾患を感染させるという証拠はない」と述べ、心配する必要はないと強調している。 ケンブリッジ大学の専門家も同様の見解を示し、これまでに感染が確認されたペットは世界でわずか数匹にとどまると指摘、「飼い主から猫に新型コロナウイルスが感染する可能性はあったとしても、猫から飼い主への感染をうかがわせる痕跡はない」とした。 ペットの猫や犬の感染は、米ニューヨーク、香港、オランダで報告されている。 ニューヨークのブロンクス動物園ではトラやライオン8頭に検査で陽性反応が出ていた。

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同意なしでも「店舗名公表を」 政府が総合的な感染防止策

https://news.yahoo.co.jp/articles/17b2d5a007b8b01c38f6d3882723147c3abb0a35

7/29(水) 6:31配信 FNNプライムオンライン

政府は新型コロナウイルスの総合的な感染防止策をまとめた。 西村経済再生相「社会全体で飲食店等に対するクラスター対策、これを総合的に取り組むということで、とりまとめました」 対策では、接待をともなう飲食店や酒類を提供する店で感染者が出て、感染経路が追えない場合は、店側の同意なく、自治体が店舗名を公表するよう求めている。 また、飲食店の予約サイトと連携し、感染防止対策を行っている店舗を紹介することなどを検討する。 利用者には、大人数での会食は避けることなどを求めているほか、学生に対しては飲み会や合宿などで感染が確認されていることから、大学などから注意を促すとしている。

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コロナ感染再拡大で夏休み前倒しも 学校現場が対応苦慮

https://news.yahoo.co.jp/articles/95fedb5ba5dc7c5ec22e01bce6ababe62f771388

7/28(火) 18:36配信 産経新聞

 新型コロナウイルスの感染状況が再び各地で拡大傾向にあることを受け、学校現場が休校するか否か対応に追われている。夏休みの開始日を前倒しして事実上の休校措置をとるケースもあるが、休校が長期化した東京などの地域では、ようやく再開した学校活動を維持したいとの思いがにじむ。不安に駆られて休校を求める保護者への説明にも苦慮しているようだ。  「やはりリアル(対面授業)の方がいいと思って、なるべく続けてあげたかったが、366人というのはちょっと大きかった」  東京都文京区の東洋大学京北中学高等学校の担当者は、23日に都内の感染者数が最多となる366人に上ったため、夏休み開始の繰り上げを判断したと明かした。中高とも夏休み前の登校日は31日までの予定だったが、中学は25日、高校は28日で切り上げた。  休校中の5月にオンライン授業を始めたものの、6月の学校再開後は「(授業の質などで)リアルには勝てない」(担当者)と、教員や生徒同士が顔を合わせることの良さを再確認した。だが、感染の再拡大で「保護者の同意が得られない」と事実上の休校を決めた。  区立小で今月5日に児童の感染が判明した世田谷区では、区教育委員会が校内で濃厚接触者が確認されなかったことから、保健所と相談の上、休校は3日間で解除した。しかし保護者らから「休校期間を延ばすべきだ」「区内の学校全てを休校にした方がいい」といった声が次々と寄せられ、インターネット上などで当該の学校や児童を特定しようとする動きもあり、対応に苦慮したという。  市立小中学校で感染例が相次いださいたま市でも、同様に校内の濃厚接触者が確認されなかった事例で「濃厚接触者がいないはずはない」などと追加の対応を求める声が寄せられた。市教委の担当者は「濃厚接触者の有無を判断するのは保健所であり、その判断基準もこちらでは分からない。説明するのが難しい」と漏らした。  一方、26日に隣接する地域の中学校で感染者が確認された神戸市立上野中の校長は「学校というより、どこにでもウイルスは潜んでいる。今まで通りの対応を続ける」と冷静だ。同校では夏休みを8月1~17日に短縮するなどし、年度内に予定している授業内容を終えるめどがついた。「学校で独自の対応はとらない。今は可能な範囲で授業を進めるしかない」と話す。

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急患がまさかのコロナ クラスター発生、院内感染の教訓

https://news.yahoo.co.jp/articles/9828712f17716b926fcde3040b3906cc7dbfaaca

7/24(金) 10:25配信 西日本新聞

 「患者は平熱。コロナとは疑わなかった」。新小文字病院(北九州市門司区)の白石慈一事務長(36)が、かつてない緊張に包まれた数カ月前の日々を振り返る。 【動画】「涙が出た」コロナ終息願う動画、ネットで話題に  3月16日夜、階段で転倒した80代男性が救急搬送されてきた。男性は左目を切るなどの外傷があったが、熱はない。高度治療室(HCU)で処置を受け、そのまま入院することになった。  数日後、男性は発熱。しばらく上がり下がりしたものの、当時の相談目安とされていた「37・5度以上が4日以上」には至らなかった。一変したのは29日ごろ。38度以上が続き、コンピューター断層撮影(CT)で調べると、肺炎らしき影が見えた。「まさか…」  PCR検査で男性の新型コロナウイルス感染が分かり、医師や看護師ら19人も次々に感染が判明。同院は31日夜から約1カ月、新規外来や急患の受け入れを休止した。福岡県で初めての病院でのクラスター(感染者集団)発生だった。  「3月中旬は県内の感染者は少なく、男性の発熱は転倒の影響と考えた。職員の対策はマスク着用など一般的なもの。防御は甘かった」と白石事務長は言う。  同院は再発防止に向け、感染の疑いがある人の動線を分ける「ゾーニング」を徹底。入り口で看護師が検温し、発熱患者は外に造ったプレハブの「特設外来」で診察する。救急患者も熱があれば救急搬入口近くのベッドに運び、周囲は感染防護をした職員以外の立ち入りを禁じている。  感染者には無症状の人が少なからずいる。受付にはカーテンレールと釣り糸で透明のシートをつるし、飛沫(ひまつ)対策を講じた。患者と接する職員は医療用マスクやゴーグル、長袖ガウンを着用。医療資材の品不足に備え、普段はシャワーキャップやポリ袋を使った手作りガウンを身に着ける。「暑い日は、ビニールが汗で体にまとわりつく。自作にも限界があるが、今では無症状の感染者がいてもある程度対応できる」。感染管理認定看護師の小塙隆広さん(46)が説明する。  同院で感染者発見の決め手となったのはCTだった。もし、CTに兆候が表れなかったら-。

感染判断待てぬ救急

 新型コロナウイルス感染の可能性を早期に見極めるため、結果判明まで時間を要するPCR検査のほかに、医療機関ではコンピューター断層撮影(CT)が活用される。ただ、感染が疑われる患者でも、兆候が表れないケースもあった。  「衝撃的だった」。門司メディカルセンター(北九州市門司区)の蜂須賀研二院長が打ち明ける。  5月23日未明。60代女性が腹痛や発熱を訴え、救急車で運び込まれた。福岡県の緊急事態宣言解除から9日後のこと。「コロナかもしれない」。当直医と看護師はフェースシールドや医療用マスク、ガウンなどのフル装備で対応し、念のために胸部をCTで検査した。女性に肺炎などの兆候はなく、発熱病床で様子を見ることになった。  午後、けいれんを起こした女性を高度治療室で処置。口から医療器具を入れて気道を確保し、たんを吸引すると唾液のしぶきが飛び散った。医師や看護師はマスク、ガウンは着用していたがフェースシールドは着けていなかった。  翌々日、女性のPCR検査結果でコロナ感染が判明。濃厚接触した医師や看護師ら10人も陽性だった。  集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、無症状患者82人のうちCTで肺炎の所見があったのは54%-との報告があり、日本医学放射線学会は「胸部CTで異常所見を認めないことが、感染を否定するものではない」と提言していた。  「時間的な余裕がなく、警戒レベルを1段階下げてしまった。CTを過信した反省はある」。蜂須賀院長は振り返った。  感染予防と迅速な治療をどう両立するか。一分一秒が患者の命運を分ける救急医療の現場は、悩ましい課題に直面する。  患者や家族、職員ら37人が集団感染した福岡記念病院(福岡市早良区)。年間約5500件の救急搬送を受け入れる。急患が増えるほど感染リスクも高まる。同院では独自にPCR検査機器を購入、手術前の患者を調べる。スタッフの安心感にはつながるものの、結果判明には時間がかかる。  上野高史院長は「緊急手術の際、PCR検査の結果は待てないので事後確認になる。感染の疑いがあるという前提で、防護具の着用や消毒を徹底するしかない。対策がおろそかにならないようにしたい」と話す。  院内感染は、専門病院でも起きた。感染症指定医療機関の福岡徳洲会病院(同県春日市)では、コロナ感染者はウイルスが外に漏れない「陰圧室」に入院。一般患者との動線を分け、職員は感染防護具の着脱訓練をするなど万全の感染防止策を講じていた。  4月上旬。コロナ対応とは別の病棟に入院していた患者が退院後、体調不良で再び来院した。CTでは胸部にコロナとみられる肺炎像が見つかった。応対した病棟の職員らもPCR検査を受け、最終的に12人の感染が判明した。ただ、この患者がいつどの時点で感染していたのか、感染源となったのかは不明なままだ。「どこから感染が広がったのか。コロナは別の病気に紛れてくる」。看護師の伊藤恭子感染管理室長は感染予防の難しさを明かした。  同院では患者の容体に合わせて病床を移す「ベッドコントロール」を最小限にし、接触者を減らすよう配慮。職員用の休憩室も入室人数を制限するなど「3密」回避を徹底している。  院内感染が報じられると、コロナと無関係の患者の転院でも、他の医療機関から断られることがあった。伊藤室長は「風評被害や認識のずれによって、地域医療は簡単に破綻してしまう。医療機関も互いに正しい情報を共有する必要がある」と語った。 (山下真、斉藤幸奈、内田完爾)

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コロナ病棟の看護師2人陽性、院内感染か マスク拒否の患者に対応も/千葉県船橋市

https://news.yahoo.co.jp/articles/3f39cda5d684a656ce114fcbfe1c76bd8f8cbdb6

7/29(水) 7:03配信 千葉日報

 船橋市は28日、臨時会見を開き、新型コロナウイルス感染患者を受け入れる同市立医療センター(同市金杉1)で、コロナ患者の専用病棟で勤務する女性看護師2人が、コロナに感染したと発表した。経路について市は「院内で感染した可能性がある」とみている。専用病棟で勤務する看護師らへのPCR検査を行い、院内の感染管理対策を徹底した上で、医療については今後も継続する。  感染した女性看護師は、いずれも同市在住で30代と20代。30代看護師は小学生の娘の感染も判明した。  市によると、30代看護師は21日朝、のどの痛みがあったが出勤。夜になって発熱した。22日に医療機関で受診し、へんとう炎と診断され薬を処方された。  その後ものどの痛みが続き、25日に別の医療機関で受診。26日には医療センターで受診して検体を採取。27日のPCR検査で陽性と判明した。  21日に院内の休憩室で一緒に昼食を取った20代看護師が濃厚接触者として27日に検査を行い、感染が判明した。30代看護師は22日以降出勤しておらず、20代看護師は25日以降の出勤がなかった。  同センターでは、患者に対応する際、マスクと防護服、フェースシールドを着用しているが、30代看護師は21日出勤の数日前、マスクと防護服を着用した状態でコロナ患者に聞き取り調査を実施。患者の高齢男性はマスク着用の依頼に応じず、聞き取り調査は30分以上に及んだという。  同センターは3月以降、延べ61人のコロナ患者を受け入れており、現在受け入れ可能な32病床のうち、14人が入院・療養している。

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人々(新型コロナに関連して積極的に発言する方々)

尾崎治夫(おざきはるお)

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尾崎内科循環器科クリニック
尾崎 治夫

東京医師会会長
尾崎内科循環器科クリニック院長

順天堂大学卒 医学博士
日本内科学会認定 総合内科専門医
禁煙学会認定 禁煙専門指導者
出身:東京都八王子市
生年月日:1951年11月7日