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べての新型コロナ変異株に対応?「口内に噴霧」の非mRNA型予防薬、商品化へ

https://news.yahoo.co.jp/articles/52831e7dfd7e843177b838e007e8b1428fa22c3e

2021/9/10(金) 13:00 ForbesJAPAN

世界でもっとも早くワクチン接種を実施したイスラエルからの、「感染を防ぐ効果が6カ月で約60%、7カ月後には40%にまで低下した」という報告が世界を不安に陥れている。また同国では、入院患者の60%がワクチン接種済みであるというレポートもある。 その結果、同国ではすでに3回目の接種をスタートした。 しかし、「同一の抗原で繰り返し免疫化を行った場合、動物実験では5回目から死亡する例が増加。7~8回繰り返すと半分近くが死亡するという動物での研究結果もある」とも東京理科大学名誉教授、村上康文氏は話す。 生活習慣以外には「ワクチン」しか予防手段がない現在、複数の変異株に対して有効と考えられる「murak抗体(ムラック抗体)」が開発され、近く製品化される可能性があることがわかった。 この「ムラック抗体」は、前出の東京理科大学名誉教授、村上康文氏(東京大学薬学系研究科 薬学専攻修了・薬学博士、オーダーメードメディカルリサーチ代表取締役)が率いる研究チームとDDサプライ株式会社が共同で開発した抗体だ。 村上教授のチームは昨年、アルフレッサ ファーマと共同で新型コロナ診断キットの開発に着手、PCR検査に代わる新型コロナウイルス抗原迅速検査キットの作成に成功している。このキットは今年3月に厚労省の承認を得て同社から販売開始された。この検査キットによって、従来15分間かかっていた判定が5分間に短縮されたことは大きく報道された。 現在、全世界的に感染拡大しているデルタ株では、感染者が生産するウイルスの量は従来型より格段に多いため(従来型の1000倍)、これまでのPCR法から抗原迅速診断法へと移行していく可能性が高い。実際、米国は2022年からPCRによる診断を取りやめることも報道されている。 以下、9月9日に行われたメディア説明会での、村上教授による説明を紹介する。なお、「3回目以降の追加接種」について、村上教授に寄稿をいただいた。記事は関連記事1記事目を参照。 ■デルタ「前」と「後」で世界は変わった デルタ株出現までは確かに、ワクチンがパンデミック収束の切り札であるとされてきました。しかし、『デルタ株』の出現で、状況は変わってしまいました。 デルタ株の感染力は1人から8人にうつる、と強力で、しかも接種者でも非接種者でも、ウイルス感染を広げる能力は同等、という研究結果があります。 突然変異はランダムに生じますが、ワクチン接種が進めば、ワクチンに抵抗性のある変異ウイルスが「選択」されるようになります。 ウイルスはDNA型とRNA型に大別されますが、コロナウイルスはRNA型ウイルスです。DNA型ウイルスには、増殖の過程で生じたDNA複製のミスを修正する機構が備わっているので、RNAウイルスと比較すると遺伝子の変異が少ないといえます。

変異株を追いかけるようにワクチンを投与しても堂々めぐり

時間の経過とともに感染力が高い変異型が選択されますが、ワクチン接種が進むと、ワクチン回避効果の高い変異型が増えていきます。感染規模が小さければ変異型ウイルスに対応したワクチンの開発が追いつきますが、既に1億人以上に拡大、実際には数億人規模まで拡大している可能性も高く、多数の変異株が世界中で出現する可能性が大です。 収束させるには、実際の(生の)ウイルスでの感染が拡大し集団免疫に到達するか、特効薬の普及が必須です。 変異確率の高いRNA型ウイルスで起きたパンデミックをワクチンで収束させることは、困難であって、変異株を追いかけるようにワクチンを投与しても堂々めぐりとなり、収束は望めないという前提で、新しい抗体の開発に取り組みました。すでに細胞レベルの実験で高い中和活性を確認しており、今後、国際的臨床試験を開始する予定です。 われわれのチームで今回開発したのは、約7割の配列をヒト抗体に置き換えたマウス由来の治療注射薬、抗ACE2モノクローナル抗体と、口腔内などに噴霧して使用する予防薬、抗スパイクタンパク質ニワトリ抗体です。 ウイルスの感染は、スパイクタンパク質(ウイルス側の因子)とACE2タンパク質が結合したときに起きます。感染を防ぐには、ACE2タンパク質とスパイクタンパク質の二つがターゲットになります。 ACE2タンパク質は、新型コロナウイルスが感染する際の受容体、スパイクタンパク質は、ウイルス表面のトゲトゲした突起の部分です。 ACE2は宿主細胞(ウイルスに感染するヒトの細胞)側の因子なので、その抗体は、すべての変異ウイルスの侵入を阻害できます。しかし、ACE2タンパク質に結合してウイルスの侵入を防ぐ抗体の作成は非常に難しく、今回が初めてとなります。 われわれは細胞膜上にある、「ACE2と、コロナウイルスのスパイクタンパク質との結合を阻害」する抗体を選択取得しました。ACE2側の結合部位は、ACE2の活性中心から独立して存在していますが、今回、その酵素活性を阻害しない抗体を選択取得することに成功したのです。

なぜ、新型コロナウイルスワクチンは副反応が強いか

ちなみに、従来のワクチンは毒性を排除した抗原を使用してきましたが、新型コロナワクチンで抗原として用いているスパイクタンパク質そのものが「毒素」であるという論文が既に発表されています。そのためにワクチン接種後に強い副反応がひきおこされている可能性があります。 このような「スパイクタンパク質の全体」を抗原とすることにより、ワクチン接種者の中には抗体依存的感染増強(ADE)により重症化するという人が出てくる可能性が考えられます。実際、RNA型ウイルスの「デング熱」では、フィリピンで、200人以上の子供がワクチン接種後、ADEで死亡するという悲劇が起きています。 逆に受容体結合部位(RBD)のみ、いわば「はじっこだけ」を抗原としたワクチン、すなわち「組み換えタンパク質型」のワクチンは副反応が弱く、ADEがおきる可能性が低いものと考えられます。このようなワクチンは安全性が高いため、今後の主流になる可能性が高いと考えます。 ■他の取り組みもあるが── 他企業でも抗体医薬の研究開発を進めていますが、ヒトから採取した遺伝子を実用化しようとしていることが多く、おそらく薬効が低い上、大量に接種する必要があります。そうなれば、1人あたりのコストが莫大にかかる可能性があるでしょう。また、有機合成で得られる薬は1万分の1くらいの成功確率であり、リポジショニング(他疾患で使われていたものを流用)のアプローチでもあるので、成功確率は低いとも予想されます。 [訂正 9/11 10:50]冒頭3パラグラフ目、同一の抗原で繰り返し免疫化を行う件に関して、東京理科大学名誉教授・村上康文氏の発言とわかるように表現を変更いたしました。 村上康文◎東京理科大学名誉教授。東京大学薬学系研究科薬学専攻。東京大学大学院修了後、米国・ニューヨークスローンケタリング記念癌研究センターにて、3種のウイルス(SV40, アデノウイルス、ポリオーマウイルス)の研究に従事。癌ウイルス2種類の宿主域がDNA複製プロセスにあることを世界で初めて証明する。アルバータアインシュタイン医科大学(ニューヨーク)にてモノクローナル抗体作製法を習得。

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「鼻からスプレーするだけ」 三重大学が開発中の新型コロナワクチン 研究者は「世界一効果がある」

https://news.yahoo.co.jp/articles/f8ac7c3150d918f3b1a988193d1f851f066c332b

2021/9/7(火) 17:54 CBCテレビ

 「世界一効果がある」、研究者がそう豪語する新型コロナワクチンの開発が三重大学で進んでいます。  鼻から接種する画期的なワクチンを取材しました。  全国で接種が進む新型コロナワクチン。  これまでに1回目の接種を終えた人は59.3%、2回目を終えた人は47.9%となっています。  そんな中、三重大学で開発が進められているのは、これまでとは全く違うタイプのワクチンです。  「最も大きな特徴は、針は一切使わずにスプレーで。シュッと両鼻に吹き付けるだけで、抗体を作ることができる画期的なもの」  (三重大学大学院感染症制御医学 野阪哲哉・教授)  野阪教授は、去年3月から三重県菰野町の企業などと共同で、鼻に風邪のウイルスを混ぜたワクチンをスプレーすることで、全身に抗体を作る新型コロナワクチンの開発を進めています。  「4℃で半年以上は大丈夫(保管できる)。主に重症化や発症を抑えるという目的だけであれば、半年か1年に1回で十分」  (野阪哲哉・教授)  すでに動物実験を終えていて、結果は良好だといいます。  「効力は私たちが驚くほどある。人に優しくて、よく効くワクチン。(副反応で)熱が出る確率は極めて低い」  (野阪哲哉・教授)  しかし、実用化には大きな課題があるといいます。  「100億円とか、お金がかかってきてしまう。そこの予算をどうするか。一刻も早く、日本だけではなく世界で使われるように。特に途上国も含めて、世界中で使われるようになってほしい」  (野阪哲哉・教授)  野阪教授は、早ければ2年後には実用化できればと話しています。

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コロナ感染で急死の多歌介さん「ワクチンやめたほうがいい」と 弟弟子・鬼丸が取材に無念語る

https://news.yahoo.co.jp/articles/8b9dc80c5332a96c01331bebdcc05424c04f90a6

2021/8/29(日) 18:55 デイリー

 落語家三遊亭多歌介さんが27日、新型コロナウイルス感染症のため死去した。東京都出身、54歳。落語協会事務局が29日に公表した。家族も現在療養中で、通夜・告別式については未定。 【写真】愛されキャラの多歌介さん  弟弟子の三遊亭鬼丸はデイリースポーツの取材に対し、「痛風がひどいことは知ってたんですが、基礎疾患とか大きな病気はなかったので驚きました」と語った。  鬼丸はワクチン接種に慎重な意見があることも理解しつつ、多歌介さんからも「ワクチンが危険」との考えを聞かされたことがあるとし「コロナは風邪だって言ってたくらい。僕にもやめた方がいいよというくらいの勢いで、7月の時点ではワクチンは打たないと断言されてました」と話した。  多歌介さんの人柄について「同門のみんなから愛されていました。すごくお母さん思いで、家を建ててあげたりしてた方だったんで」と悼んだ。最後の対面もできないといい「悲しいというより、驚き。やっぱり、どこか信じられない思いが強いですね」と語った。

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「ワクチン打ちたいが打てない」「2回接種後の生活は…」都民アンケートで見えた“コロナ禍を生きる術”

https://news.yahoo.co.jp/articles/45053dee4f1ea428b36bed97f45678ade7fc7cf7

2021/8/27(金) 19:31 FNNプライムオンライン

新型コロナのワクチン接種に関する都民へのアンケート結果が26日、東京都から発表されました。この調査を行った東京都の「東京iCDC(東京感染症対策センター)」リスクコミュニケーションチームのリーダーで、政府の新型インフルエンザ等対策推進会議委員の奈良由美子放送大学教授に話を聞きました。 【画像】ワクチン接種についての都民アンケートの詳細を見る

国や自治体に伝えてほしい3つの情報

ーー現在の感染状況をどうみていますか 「爆発的な感染拡大」「災害級の」とも表現されるような感染状況のなか、自宅療養を余儀なくされるかたが増えるなど、不安を感じているかたも多いと思います。こういう状況において、国や自治体、専門機関には、実効性のあるリスク管理を行うとともに、3つの情報を送ってほしいと思います。 1つはリスクの特性や大きさの客観的な分析情報、2つめはリスク管理機関がとっている・とろうとしている具体的な対策・対処方針に関する情報、そして3つめはリスクを小さくするために個人がとりうる対策についての情報です。この3つをセットで出すことが大切です。 とくにリスク管理に関する情報は重要です。ひとは、それまで意識していなかったリスクについてただ知らされるだけでは、不安が高まったままになるからです。恐怖だけを喚起されても思考停止に陥ることもあります。個人が何をできるかを知り、自分ならできると信じて実行することは、リスクを客観的に小さくするだけでなく、不安を小さくすることにもつながります。 リスクを完全にゼロにすることはできません。しかし、段階的に小さくすることは可能です。個人のレベルで言えば、まずは、マスク着用や密を避けるなど、基本的な感染予防の徹底することですね。そしてもし自分が感染して自宅療養者になったら、あるいは家族がそうなったら、と想定して、自然災害に備えるのと同じように準備をしておくことも、現在の深刻な感染状況のなかでは必要だと思います。 例えば体温計やパルスオキシメーター、経口補水液、レトルトのおかゆ等を準備しておく。医療機関や緊急連絡先をあらかじめ確認しておく。また、感染しないためには・感染した場合にはどうするかを家族で話し合っておくことも重要です。症状変化の際の対応や家庭内感染の防止策等について、厚労省や東京iCDCといった機関が自宅療養に関する留意事項やハンドブックを発信していますので、そういった情報にあらかじめ目を通しておくことも有効だと思います。   ーー政府に求めたいことは 「人はコミュニケーションせずにいられない」という言葉があります。明確な言語によるメッセージだけからでなく、表情、仕草、身につけているもの、ふるまい、ある行動をとった(とらなかった)などからも、相手は実に多くのメッセージを受け取っているのです。その意味で、コロナ対策についての明確なビジョン、ポリシーを伝えてきれていない政府のコミュニケーションには問題があると言わざるを得ないと思います。 例えば、「なんとしても感染拡大を抑える」との言語メッセージを送りながら、昨年はGo To トラベル、今年はオリンピックがありました。これに対しては、「災害級の感染状況と言うならば東京は被災地ということになり、そこで大イベントをするというのは、いったいどういうことなのか」「感染拡大防止のためだからと国民には外出の自粛を求めているのに、国境を越えての人流をうむというのは、どういうことなのか」といった声が、国民から多く聞かれます。つまり、国民は矛盾するメッセージを受け取っているということです。 研究活動の一環として、2020年4月から全国の市民のかたがたと対話型ワークショップを続けています。国や行政のコロナ対策をめぐっては、市民の皆さんから一貫して語られる言葉が3つあります。それは、『ビジョン』『エビデンス』『サポート』です。 このうち『エビデンス』については、「緊急事態宣言の発令や解除の判断の根拠が分からない」「飲食店への時短協力要請の根拠が知りたい」「オリンピック開催の判断根拠が分からない」「調べてみると、基準があることが分かった」など評価できないという声と少ないですが評価できるという声があります。 また、『サポート』についても、「経済的な補償がほしい・足りない」「補償してもらって助かった」「情報提供の支援が足りない」「あって良かった」と、両方の受け止めがありました。 しかし、『ビジョン』については、評価できるという受け止めは見られません。「政府のビジョンが見えない」「どのようなポリシーでコロナ対策を行おうとしているのかが分からない」「場当たり的に感じられる」「迷走している」といったような声ばかりです。 日本はどのようなビジョンを持ち、どのようなポリシーでコロナに向かいあうのか。これを早い段階で明確に打ち出し、国民と共有しておくべきだったと思います。さらには、そのメッセージと一致した施策を打ち続けることが重要でした。むろん、未知のウイルスを相手にして、時々刻々と状況が変わるなかでは、施策の内容、場合によってはポリシー自体の修正が必要なこともあるでしょう。しかしその場合でも、修正の根拠・エビデンスを示すべきです。 ニュージーランドや台湾は感染流行初期からコロナを押さえ込むポリシーを国民にメッセージとして発信し、そのメッセージと整合した施策がとられてきました。たとえわずかでも感染者が出るとロックダウンしますが、ポリシーが国民と共有されているため、すぐに実行できます。 一方、ゼロ・コロナ政策の是非は別として日本はそこにぶれがあるので、緊急事態宣言が出ても実効性のある施策としては機能しきれていません。言っていることとやっていることが違うから国民は戸惑い、反発さえ生じます。さらに深刻なのは、このようなことが繰り返されるなかで次第に信頼が失われていっていることです。いずれ新型コロナが収束して社会を立て直すときに一番必要なことは人々の信頼です。 ーーメディアの発信について 感染流行が長く続き閉塞感のあるなかでは明るいニュースがあることは大切で、その観点からオリンピックでの選手の活躍ぶりが報道されたことは良かったと思います。ただ、それまでの感染を伝えてきた内容や報道量から一変した手のひら返しの印象がありました。オリンピックの最中も感染状況や医療体制は悪化を続け、深刻化していましたので、そうした状況を、例えばL字画面などを活用して伝えてほしかったです。 それから、若者の路上飲みを盛んに取り上げていましたが、実態としては、自粛をしている若者のほうが多いのです。東京iCDCが行ったアンケート調査でも20代30代の若年層の約9割はマスクをし、8~9割は密を避け、7~8割は家族以外との会食をひかえるなどして自粛生活を送っています。 これは若い世代だけではありません。居酒屋で大人数でお酒を飲んでいる40代50代の人たちのの映像もそうですが、実際には会食を控えているかたが多い。自宅で食事をしている姿は、絵としては地味かもしれませんが、どれもこれも、このコロナ禍のなかでの現実の姿であって、世の中では起きていることをバランスよく伝えてほしいと思います。

感染症パンデミックは「螺旋」状に推移する災害

ーーコロナ禍の学生の状況は 4年間の大学生活のうち、2年近くがコロナ禍での自粛生活で占められてしまっています。オンライン授業でキャンパスにも行けない、アルバイトもできないという学生が多くいます。実際、全国大学生協連が行った調査では特に新入生が感じているのは「孤独」でした。また、経済的にも厳しい状況になっている学生も増えています。ひとりで抱え込まずに専門機関や周囲の人に助けを求めてほしい。 さきほども述べたように、ほとんどの若い人は感染防止対策を続けています。コロナのパンデミックを乗り越えるために、大切な役割を果たしています。若い人たちが社会貢献への徒労感や政治に不信を抱えたまま社会に出ることは将来の大きな不安要素になりえます。若い人を感染拡大の加害者のように扱うのではなく、感染防止への感謝やねぎらいの言葉を伝えたいと思います。 一方で若い人はレジリエント(しなやかな強さ)でもあります。「僕たちは大学に入ってからずっとこうで、これしか知らない。この生活の中で楽しみを見つける」という学生もいます。コロナが収束したあと、若い人たちのこうしたしなやかな強さが社会を作っていくのだと思います。   ーー今後の感染状況は わたしは感染症学の専門家ではないので詳細なことは答えられませんが、しかし、おそらくは収束までにはまだ時間がかかるでしょうし、「災害」と呼ばれているような状況もすぐには終わらないと思います。感染拡大は全国規模になっていて、病床が逼迫するなか、患者の広域搬送を試みてもどこも受け入れが困難になっているなど、もはや広域災害の様相をみせています。 そもそも、感染症パンデミックは「災害」です。国連防災機関 (UNDRR)は、生物学的ハザードによる感染症パンデミックを、災害として明確に位置づけています。 自然災害は、発生から救出活動、避難所や仮設住宅の設置、復旧、復興と「直線」状に推移していきます。いっぽう感染症パンデミックは感染が拡大したりおさまったりが繰り返される「螺旋(らせん)」状に推移する災害です。誰もが長期に渡って疲弊することになります。 市民からは「せっかく私たちがここまで自粛して時間稼ぎしたのに」という声を聞きます。「時間稼ぎをしているあいだに、政府は有事に対応できる医療システムの検討やロックダウンを行う場合の法整備をしてくれると思っていた。だけど、しなかった」という声です。 「これまでに、誰が、何をすべきだったのに何ができなかったのか」については、検証したうえで今後の教訓として次のパンデミックに活かしていかなければなりません。それとともに待ったなしの深刻な感染状況下にあって、今からでもできる何かを行うには「今」がもっとも早いタイミングです。「公」と「私」それぞれがなすべきことをただちに行うことが必要だと思います。

「ワクチン接種に関する都民アンケート調査結果」

続いて、東京iCDCリスクコミュニケーションチームが行ったワクチン接種に関する都民アンケートの調査結果についても設問ごとに話を聞きました。 (調査:東京都に住所を有する20代から70代までの人にインターネット調査 調査期間:2021年7月16日~7月17日) Q1 あなたは新型コロナワクチン接種を受けようと思いますか 全体の8割が、すでに接種したあるいはこれから接種する、と答えています。20代30代の層でも接種済み・接種したいという人が60~75%います。接種しない人をどうするかという議論も大事ですが、まずは、接種したいけれど予約が取れないという状況の改善が必要です。 Q2 ワクチン接種を受けない理由 接種を受けない理由は「副反応が心配」「健康被害が心配」「効果に疑問」が上位です。これらはどの年代、性別でも多く選ばれていますが、年代があがるにつれて、また女性のほうが、これらを理由に接種しない・接種を迷う傾向が強くなっています。 「注射の痛みがいや」「手続きがめんどう・分からない」「外出がめんどう・時間がない」、また「自分は重症化しない」といった理由は、男性で比較的多く見られます。とくに「感染しても自分は重症化しない」は、20代男性に顕著に多くなっています。デルタ株の置き換わりで若年層でも重症化するリスクが高まっているという客観的事実を伝えていくことが重要です。 ワクチン接種では、効果、副反応を含め、ワクチンに関する知識を得ながら、ご本人が納得して判断することが大切です。ですから、年代、性別に対応しながら、接種に関する意思決定を支援することができるような情報を発信したりしくみを整えたりすることが必要です。また、受けやすい時間や場所で接種できる環境をつくること、予約しやすいしくみを整えることも求められます。 Q5 現在のコロナ対策 マスク着用や手指衛生などしている割合は9割を超えていますが、日中・夜間の外出を控える、県境をまたぐ移動を控えるなどは3月に実施した調査よりも1割程度実施割合が減っています。 自粛が長引くなかで、都民のみなさんが苦労されていることがうかがえます。しかし、感染性の高いデルタ株に置き換わり、その影響があるなかでは、もうしばらく、感染対策を徹底することが必要となりそうです。 Q3 2回接種後の行動はどうなるか マスク、手洗い、換気など8割前後が「変わらない」としていますが、「減る」との回答も5%程度見られます。 家族以外との飲食、日中の外出、県境をまたぐ移動、これらが「増える」とした回答は2割を超えています。ワクチン接種を済ませたら、こうしたことをしよう・できると、楽しみにされています。 ただ、ワクチン接種を終えても、感染リスクはゼロにはなりません。実際、ブレークスルー感染(ワクチン接種後の感染)も世界で確認されていて、基本的な感染予防策を続けることが必要です。 不自由な生活が続く中、QOL(クオリティ オブ ライフ 生活の質)は確かに下がっています。それでも、ライフ=命を守ることが大前提で、ワクチン接種で重傷化・死亡のリスクが下がることはとても大きいことです。 Q4 ワクチンについての考え方 自分や社会のリスクを下げるためにワクチンを打つべきという回答が7割となっています。それとともに、「接種は個人の判断にもとづくべき」「接種できない/しない人を差別してはいけない」と考える人も8割にのぼり、多くのひとがワクチン接種に関する自己決定権を尊重している傾向もうかがえます。 ワクチン接種のインセンティブについては、受け入れやすいものとそうでないものがあることが分かりました。ワクチンを接種した人だけが参加できる飲み会やイベントのようなワクチン未接種者に不利益をもたらすようなインセンティブは、人々は受け入れにくい。 一方、ポイント付与やお見舞いのように利益を分かち合えるようなものについては、比較的、人々は受け入れやすいと言えます。 ワクチンが有効なリスク管理手段であることは間違いありません。社会のなかで接種をどのように進めるのか、これも大きなビジョンをもってコロナ対策のポリシーのもとに位置づくべきものだと思います。

取材を終えて

きょう(27日)から、東京・渋谷では若者向けの予約不要のワクチン接種が始まりましたが、昨夜から行列ができ午前7時半に受付終了になりました。接種に来た若者は「自分たちはワクチンを打たないのではなく打てないんだ」と話していましたが、まさに今回のアンケート結果を物語るものでした。 奈良教授は柔らかな語り口で、災害レベルといわれるこのパンデミックをどう受け止めて、どう乗り越えるのかについてこたえてもらいましたが、そこにはコロナ禍を生きる多くのヒントがあると思います。

  【執筆:フジテレビ報道局 解説委員室室長 青木良樹】 

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モデルナ製ワクチンに異物 一部使用中止に

https://news.yahoo.co.jp/articles/90b13b98ed003aea161cc70c71e65a746dc1673b

2021/8/26(木) 6:18 日テレNEWS24

厚生労働省は、異物の混入が見つかったとして、モデルナ製の一部のワクチンの使用を中止すると発表しました。 厚生労働省によりますと、今月16日以降、モデルナ社の一部のワクチンに異物が混入しているという報告が、東京都・埼玉・茨城・愛知・岐阜の各県の職域接種と自治体による大規模接種、あわせて8つの会場から、あわせて39件、武田薬品工業に寄せられたということです。 異物が見つかったのは、スペインの「ロビ」という会社の工場で作られた同じ「製造ロット番号」のものだったということで、それと同時期に同じ製造ラインで作られた2つのロットを含め、3つのロット番号のあわせて約160万回分について、使用を中止するよう呼びかけました。この160万回分は、全国の863の会場に納入されていて、それらの会場には26日、連絡するということです。 各接種会場では、それぞれのワクチンの小瓶について、異物混入がないか確認してから使うことになっていて、今回の異物は、その段階で見つかったため、異物入りのワクチンを打った人は確認されていないということです。 一方、それらのロット番号のワクチンの一部は、既に接種に使われていますが、厚労省は、今のところ、健康被害の報告はないとしています。 異物が何であるかは調査中ですが、これまでに、ゴム片が混入した例が海外で報告されているということです。厚労省は、「製造過程で、ワクチンの小瓶に、ゴムの栓をとりつける際に、ゴムのかけらが入り込むことは、ほかのワクチンでも報告されている」と述べ、仮にゴム栓の場合、滅菌されている上、このワクチンは、静脈ではなく筋肉に打つため、異物で血管がつまるリスクはないと考えられると説明しています。 厚労省によりますと、日本向けのモデルナ社のワクチンは、すべてスペインの「ロビ社」の工場で製造されており、この工場ではこれら3つのロット番号のワクチンを製造した後の時期に、大規模なメンテナンスを行っていて、その後に作られたワクチンについては、問題がないとみて、使用を中止していないということです。 また、3つのロット番号のワクチンを既に接種した人に、個別に連絡することは想定していないということで、心配な場合は、かかりつけ医などに相談してほしいと述べました。 厚労省は、これらのワクチンの使用中止によって、接種予定が遅れるなどの影響を最小限にするよう、代替のワクチンを供給するとしています。

<使用中止のモデルナワクチンのロット番号> 3004667 3004734 3004956

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首相「明かりはハッキリ見え始めた」…ワクチンはデルタ株にも有効と強調

https://news.yahoo.co.jp/articles/bf8202d737d64169757f5bc2ab3a0e02594dbc42

2021/8/25(水) 21:55 読売新聞オンライン

 菅首相は25日夜、新型コロナウイルス対策として緊急事態宣言の追加発令などを決めたことを受け、首相官邸で記者会見した。首相は「国民の協力をいただきながらこの危機を何としても乗り越えていく」と述べた。そのうえで、1兆4000億円の予備費の使用を週内に決定することを明らかにした。 【動画】菅首相の似顔絵入り湯飲み、寄せられた注文数は何と…!

 首相は、ワクチンはインド由来の変異ウイルス「デルタ株」にも効果があると強調し、接種率が向上していることから「明かりははっきりと見え始めている」と指摘した。宣言の期限となる9月12日での解除については、ワクチン接種の状況や重症者数、病床使用率などを踏まえて判断する考えを改めて示した。

 衆院解散については、「選択肢は非常に少なくなってきている。あくまでも新型コロナ対策を最優先するとたびたび申し上げてきている。そういう中で判断していきたい」と述べた。衆院選前の党役員人事については、「まったく白紙だ」と語った。

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「ワクチン接種3カ月で抗体量が4分の1に減少」 藤田医科大学が発表、ファイザー製を調査

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc2e54394aef23f3d2d6dd08bca87a7de37debf5

2021/8/25(水) 19:24 メーテレ

 新型コロナウイルスのワクチンの接種から3カ月後に、抗体の量が減少したとの調査結果を、愛知県豊明市にある藤田医科大学が発表しました。  愛知県豊明市にある藤田医科大学は、ファイザー社製のワクチンを接種した大学の教職員209人を対象に、血液中のウイルスに対する抗体の量を調査しました。  1回目の接種から3カ月後の抗体の量は、2回目の接種から14日後と比べ、約4分の1にまで減少しました。  「接種後3カ月ぐらいの時点で割と急激な減衰がみられて、その後少しずつ下がっていく」(藤田学園 新型コロナ対策本部 土井洋平 対策本部長)  また年代別や男女別で抗体の量の平均値を比較したところ、年代・性別を問わず、同様の減少がみられました。  ワクチンの効果が時間とともに低下している可能性があります。  しかし、抗体の量の減少がどの程度ワクチンの発症予防効果に影響しているかは、今後も研究が必要だとしています。

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ワクチン接種していない人は、接種完了した人に比べて新型コロナで入院する可能性が29倍高い ── 米CDC最新分析

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a4c0b3321698a0bddc65ff647f78dfdb80540bc

2021/8/25(水) 11:10 BUSINESS INSEDER JAPAN

ワクチンを接種していない人は、ワクチン接種を完了している人に比べて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院する可能性が29倍高いという。 これは、5月から7月までにカリフォルニア州ロサンゼルス郡で感染が確認された4万3000人以上を、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が分析した結果だ。 研究者らは、今回の研究で得られた結論はワクチン接種の重要性を強調するものだとしている。 ワクチンを接種していない人は、ワクチン接種を完了している人に比べて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院する可能性が29倍高いことが、8月24日(現地時間)に公表された最新研究で分かった。 アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は24日、5月1日から7月25日までにカリフォルニア州ロサンゼルス郡で感染が確認された16歳以上の4万3127人を分析した研究結果を公表した(この間の全体の検査数は965万1332人)。 その結果、感染が確認された4万3127人のうち、ワクチン接種を完了していた人が約25%、1回の接種を済ませていた人が3%強、ワクチンを接種していなかった人が71.4%だった。 感染が確認されたワクチン接種を完了していた人のうち、入院した人の割合は約3%と「かなり少なく」、集中治療室(ICU)に入った人は0.5%、人工呼吸器を装着しなければならなかった人は0.2%だった。1回の接種を済ませていた人のうち、入院した人は約6%、ICUに入った人は約1%、人工呼吸器を装着しなければならなかったのは0.3%だった。 一方で、ワクチンを接種していなかった人の入院率は、ワクチン接種を完了していた人の29.2倍だったという。ワクチンを接種していなかった人の感染率も、ワクチン接種を完了している人の4.9倍だった。 研究者らは、今回の研究で得られた結論はワクチン接種の重要性を強調するものだと書いている。アメリカ各地でデルタ株の感染が拡大している中ではなおさらだ。 「これらの感染率や入院率は、デルタ株の感染が広がる中、承認されたワクチンがSARS-CoV-2の感染とCOVID-19の重症化を防いでいたことを示している」と研究者らは述べた。 「COVID-19のワクチン接種を進める取り組みは、他の感染予防対策とともに、COVID-19関連の入院や死亡を防ぐために極めて重要だ」

[原文:Unvaccinated people are 29 times more likely to land in the hospital with COVID-19 than those who got the shot, a new CDC study reveals]

(翻訳、編集:山口佳美)

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接種会場の看護師ら、自分に3回目接種「海外の状況を踏まえ打った」

https://news.yahoo.co.jp/articles/93bc228703a2c673758211f8464cc3b8f6be894a

2021/8/25(水) 6:00 読売新聞オンライン

 東京都港区の新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場で今月中旬、接種業務に携わっていた医療従事者3人が会場で余ったモデルナ社のワクチンを無断で使い、自分たちに「3回目」の接種を行っていたことが、区への取材でわかった。 【写真】アメリカで追加接種、8か月経過を推奨

 3人は、男性看護師2人と女性薬剤師1人。ファイザー社製で2回の接種を完了していたが、15日と18日の業務後に医師の指示なく、接種した。同区では、余ったワクチンは職員や家族に接種する方針だった。

 海外では、3回目の接種で抗体が増える効果があるとされており、3人は「海外の状況を踏まえて打った」と話しているという。

 同区では接種対象者の半分以上がまだ接種を終えていない。区の担当者は「認められない行為」と話しており、3人を業務から外したという。

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コロナ ワクチン

元スター子役、ワクチン接種後に感染するも「ワクチン打っていて良かった」

https://news.yahoo.co.jp/articles/1c82db6954093880e74a523c3d354cdc33b63b5f

2021/8/25(水) 8:45 女子SPA!

 今年3月に第3子を水中出産した元スター子役のヒラリー・ダフが、新型コロナウイルスに「ブレークスルー感染」したことを明かした。妊娠中にもコロナに感染したヒラリーは、出産後まもなくワクチンを接種したものの、現在猛威をふるっているデルタ株に感染してしまったという。最近では、ワクチン接種後に陽性が確認される「ブレークスルー感染」する人が増加しており、ヒラリー以外にもワクチン接種済みのセレブが感染するケースが増えている。

ドラマの撮影が開始した直後に陽性反応

 元ディズニースターで、現在もテレビドラマで活躍中のヒラリー。数日前には新ドラマの撮影が始まり、その様子をSNSに投稿していたが、その矢先、コロナに感染したことがわかったようだ。  先週金曜日(現地時間の今月20日)にインスタグラムのストーリーを投稿したヒラリーは、ベッドに横たわる自身の写真に文字を入れて、デルタ株に感染したことを公表。その症状について、「デルタ変異株……ちょっとムカつくわね」「ひどい頭痛。味覚や嗅覚もない。副鼻腔が圧迫されている。頭がぼんやりする」と説明した。  しかし最後には、Vサインの絵文字を入れて「ワクチンを打っていて良かった」と綴り、すでにワクチンを接種済みであることも明かした。  ドラマの撮影が始まった直後に陽性反応が出たというヒラリーだが、第3子を出産した約1か月後の5月には、コロナワクチンを接種したと伝えられている。  第3子妊娠中にもドラマの撮影に参加していたというヒラリーは、「新型コロナウイルスにさらされることに、ただ怯えてた。撮影現場は厳重に対応してたけど、常にリスクがあるから。何度も自主隔離を行って、本当に大変だったわ」と語っていた。  そして昨年11月には、コロナ検査で陽性反応がでたことを公表。9歳の長男ルカ君、 2歳の長女バンクスちゃん、夫のマシュー・コーマら家族にうつさないように、自主隔離生活を送ったことも明かしていた。

セレブの間でブレークスルー感染が増えている

 実は最近、ワクチンを接種したにも関わらず、その後「ブレークスルー感染」したことを公表するセレブが増えている。  1990年代から2003年にかけて放送された米人気ドラマ『サブリナ』でおなじみの女優メリッサ・ジョーン・ハートもその1人。  先週水曜日(現地時間の今月18日)にインスタを更新したメリッサは、「ワクチンを打っていたのに、コロナに感染した」と動画で告白。「肩に何かが乗っているような重苦しい感じがあり、呼吸しづらい」と述べたうえで、自分の子供も感染した疑いがあると明かし、「子供たちが学校でマスクを着用していないことに怒りを覚える。それが感染した原因だと考えている」と語った。  米人気バンド「スリップノット」のコリィ・テイラーも、つい先日、コロナで陽性反応が出たことを発表。本人はSNSで「ワクチン接種を受けているので心配はしていないが、他人には絶対に感染させたくない」として、週末に予定していたイベントに出演しないことをファンに告知した。  ほかにも、人気リポーターのキャット・サドラーや有名司会者のジェネビーブ・ゴーダー、さらに俳優のケヴィン・コナリーがブレークスルー感染を公表。ケヴィンの場合は、生まれたばかりの息子とともに感染したと報じられている。

日本でも67人のブレイクスルー感染を確認

 コロナワクチンの接種を終えたあと、2週間以上して感染が確認される「ブレイクスルー感染」。まれな現象ではあるものの、米疾病対策センター(CDC)は「ワクチンを接種した人のうち、数万人のブレークスルー感染者が出ることを想定すべき」との見方を示している。日本では、6月末までの3か月間に67人の感染が確認されたと国立感染症研究所が発表している。  とはいえ、ワクチンを接種した人々の大半は、感染したとしても軽症で、死に至ることも少ないといわれている。今回感染を発表したヒラリーが、SNSで「ワクチンを打っていてよかった」と言っていたのは、ワクチンのおかげで重篤な状態に陥ることはないという安心感からだろう。  一方で、コロナの変異株であるデルタ株の感染拡大に伴い、ワクチンを接種した後もマスクの着用が推奨されている。ワクチンを接種したからといって気を抜かず、基本的な感染防止対策を続けることが求められている。

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>