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コロナ ワクチン

副反応?コロナ?症状だけで区別困難…感染した医師

https://news.yahoo.co.jp/articles/a28dd0a94c9d2358ab73b29b2601cb80284b28dd

2021/8/24(火) 18:34 テレ朝NEWS

 新型コロナウイルスのワクチン接種が進むなか、「新たな問題」も起きているようです。ワクチンの副反応かそれともコロナの症状か判断が難しいと実際に感染した医師が警鐘を鳴らしています。  23日に公表された政府の集計。新型コロナのワクチン接種で、2回の接種終えた人が、全国民の4割を超えました。  23日からは大阪や埼玉で、アストラゼネカ製ワクチンの接種も始まり、今後も接種の加速が期待されますが、接種後の発熱に関して、厚生労働省は「ワクチンを受けた後、2日間以上、熱が続く場合や症状が重い場合、医療機関等への受診や相談をご検討下さい」と呼び掛けています。  コロナ感染の発熱を接種後の副反応と思い込み、受診を控えてしまう恐れがあるというのです。  国立病院機構本部DMAT事務局・小早川義貴医師:「僕の場合も熱と倦怠(けんたい)感だけだったので、そうなると(判別するのは)難しいですね」  災害派遣医療チームとして、「ダイヤモンド・プリンセス」などの対応にもあたった小早川医師は、5月、1回目のワクチンを接種。その日の夜から熱が出たといいます。  国立病院機構本部DMAT事務局・小早川義貴医師:「当然、1回目の後だったので、僕の周りの医師たちも『副作用でしょ』みたいな感じだったので、そう言われると副作用かなという気にもなって」  ところが翌日も、熱は38度を超えていました。  国立病院機構本部DMAT事務局・小早川義貴医師:「(接種翌日の)夕方にくしゃみとか鼻水が出てきたので、ワクチンだと気道症状は出にくいのは知っていたので、コロナっぽいかなと思った」  その後も熱は下がらず、医療機関で検査を受けると、新型コロナウイルスの感染が確認され、16日間の入院。  国立病院機構本部DMAT事務局・小早川義貴医師:「なかなか症状だけで区別は難しいので、それはPCRしないと分らないので、副作用以外も考えて対処した方がいい」  一方で、家族への感染はありませんでした。  国立病院機構本部DMAT事務局・小早川義貴医師:「(接種後)体調が悪ければ、仮に副反応だとすれば2日間くらいで収まるので(家族とスペースを)分けておけば間違いない」