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対策

コロナワクチン接種者同士はマスク不要

米CDCがガイドライン発表

https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0309535589/

2021年03月09日 18:25 medical tribune

 米疾病対策センター(CDC)は3月8日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン接種を完全に済ませ、2週間経過した人(以下、接種完了者)における行動・活動再開に関するガイドライン(GL)を発表した。CDCによると、接種完了者同士が少人数で会合する場合はマスク着用もソーシャルディスタンシングも不要だという。

推奨事項は今後も更新

 最新のエビデンスに基づく今回のGLは、SARS-CoV-2ワクチン接種後の人を対象とした初のもので、接種完了者同士、また接種完了者と未接種者の会合や訪問についての推奨事項などが含まれている。ロックダウンやソーシャルディスタンシングを強いられるコミュニティーにおいて、日常生活に戻るための第一段階となる。CDCは「接種完了者が増加し、さらなるエビデンスが集積された場合、これらの推奨事項を更新する」としている。

<推奨事項>
・接種完了者同士の少人数であれば、室内でマスクを着用せずに6フィート(約180cm)のフィジカルディスタンシングなしで会合してもよい
・接種完了者は、同居者以外の1世帯のみであれば未接種の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)低リスク者とマスクを着用せず会合してもよい
・接種完了者は、COVID-19患者と接触しても、無症状であれば検疫や検査を避ける

大多数の接種完了が必要

 CDCは、米国内でのワクチン接種は進んでいるものの、接種完了者は全米人口の9.2%にすぎないと推定している。CDCは「GL策定は今後に向けた新たな一歩であるが、COVID-19拡大防止対策を広く解除するには、人口の大多数が接種を完了する必要がある」とし、それまでは未接種の人々を保護するためには、引き続き拡大防止対策を遵守することが重要だとしている。

 また、接種完了者であっても複数の未接種者が存在する公共の場や、重症化リスクがある人と会う場合には、マスクを着用しフィジカルディスタンシングを取るなど、以下の公衆衛生対策の継続を推奨している。

●ぴったり合うマスクを着用する
●同居者以外とは6フィート以上の距離を取る
●中・大規模の対面の会合を避ける
●COVID-19の症状が発現した場合は検査を受ける
●職場では雇用主によるガイダンスに従う
●CDCおよび米国保健福祉省の旅行要件と推奨に従う

 CDC所長のRochelle P. Walensky氏は「接種完了者は室内で幾つかの活動が再開できるが、公共の場では予防対策を継続する必要がある。COVID-19の研究が進みワクチン接種者が増えるにしたがって、接種完了者がより多くの活動を安全に再開できるよう、われわれは今後もGLを提供していくつもりだ」と述べている。

(慶野 永)