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ワクチン 対策

コロナ感染経験者、ワクチン必要?  専門家「抗体増へ接種を」 1回でも効果十分か

https://news.yahoo.co.jp/articles/c85240933c17312c90c9a2b79cce94e71aa4c449

2021/6/27(日) 7:03 JIJI.com

 新型コロナウイルス感染者の国内初確認から約1年半がたち、累計感染者は80万人に迫る。  回復後、再感染を防ぐ中和抗体が体内にできるとされる感染経験者は、ワクチンを接種する必要があるのだろうか。専門家は「抗体量を増やすため、油断せずに接種を受けて」と呼び掛ける。  横浜市立大の研究チームは、自然感染して回復した250人を調査。その結果、従来株に対して十分な量の中和抗体を持つ割合は感染半年後が98%、1年後は97%だったが、変異株では減ることが分かった。  長崎大の柳原克紀教授らの研究では、感染経験者の体内にはある程度の量の抗体があるが、米ファイザー製ワクチンを1回接種すると感染未経験者の2回接種時とほぼ同じ十分な量の抗体ができた。これらの結果も踏まえ、同大の森内浩幸教授は「感染経験者もワクチンを接種する必要がある」と指摘する。  森内教授は、感染経験者は接種が1回でも2回でも抗体量に大差がないとして「1回の接種で十分だと思う。ワクチンの配分量によっては、感染経験者は2回目を受けずに他の人に回す方法もあり得る」と話す。接種の時機は回復直後でなく、ワクチン接種間隔と同様に3~4週間空けるのが免疫反応を強めるのに有効とする。  副反応はどうか。ファイザー製ワクチンでは、2回目の方が1回目よりも頻度が高い傾向がある。森内教授は「痛みやかゆみなどは、ワクチン内の遺伝物質が体内で作る新型コロナのたんぱく質への反応ではなく、異物に対する自然免疫としての反応」とした上で、「現時点では、感染経験者の副反応頻度が極端に高くなるとは考えられない」と分析する。自然感染によりできた抗体がワクチン成分に影響を与える心配もない。  厚生労働省は「再感染の恐れもあり、感染経験者も接種できる。1回の接種で十分な効果が得られるか分からず、現時点では通常通り2回接種することになる」としている。

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ワクチン 対策 社会問題

ワクチン接種でも陽性、スポーツ界に新たな難問

https://news.yahoo.co.jp/articles/be383629a4421e46428986388ae7fb97b760ccce

2021/6/27(日) 11:32 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

 米プロバスケットボール協会(NBA)のスター選手、ゴルフの全米オープン選手権優勝者、ウガンダの五輪コーチ――。彼らはスポーツイベントの主催者に新たな頭痛の種をもらしているという点で共通している。新型コロナウイルスワクチンを接種しているにもかかわらず、検査で陽性反応が出たのだ。  スポーツ選手はパンデミック(世界的大流行)を通じて、地球上で最も頻繁に検査を受けており、コロナに関する数々の理論について生々しい実例を提供してきた――時には、それらを証明する上で一助ともなった。  選手らの実例から分かってきたのは、コロナウイルスとこれまで確認されている変異株による死亡や重症化を防ぐ上で、ワクチンは極めて有効である一方、感染そのものの予防効果という点では確実とは言えないということだ。  ワクチン接種後に陽性となる「ブレークスルー感染」が起きた選手の大半は無症状だ。スポーツ界の関係者が徹底した検査の対象として順位が低かったとしたら、感染は気付かれなかったかもしれない。  こうした想定外の陽性反応は、巨大イベントの主催者にとって大きな問題となる。夏季五輪のケースで言えば、日本だけにとどまらず、参加200カ国・地域にとっても感染流行を招きかねない。第一、競技中に大混乱を招くだろう。  また、選手に対しては、ワクチンを接種していれば出場禁止になる陽性は出ないだろうと言われてきたが、こうした主張も難しくなる。スポーツ界の指導者らは目下、さまざまな問いに取り組まなければならない。ワクチン接種後に陽性反応となった選手は、他人への感染力があるのか? 彼らとの濃厚接触とはどのような意味があるのか? 人生最大のイベントから、誰を出場停止とするのか?  これまで匿名の米陸上競技選手1人、オレゴン州ユージンで行われた東京五輪の米国代表選考会に参加していた別の1人、東京入りしたウガンダ五輪代表団のメンバー2人などがワクチン接種後に陽性となった。  また米大リーグ機構(MLB)のニューヨーク・ヤンキース関係者やプロゴルフのジョン・ラーム選手、NBAのスター選手クリス・ポール氏もワクチン接種後に陽性となった。5月には、ヤンキースの少なくとも9人(選手・コーチ・スタッフ含む)が陽性となった。9人はすべて3~4月にかけて、1回で接種が済む米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製のワクチン接種を受けていた。J&Jのワクチンは、接種後少なくとも28日で、中等症から重症の疾患について66.1%の予防効果が示されている。  ラーム選手は6月初旬に開催されたメモリアル・トーナメントの数日前にJ&Jのワクチンを接種していた。第3ラウンドをプレー中、第2ラウンド終了後に受けた検査で陽性だったことが発覚。ラーム選手はラウンド終了後、全国テレビの中継中に全米プロゴルフ協会(PGA)の医療顧問から陽性結果を告げられた。勝利はほぼ確実とみられていた中で棄権を余儀なくされ、170万ドル(約1億8900万円)近い賞金も逃した。だが、その2週間後には、検査で陰性となり、全米オープンを制した。  1回で接種が完了するワクチンは、特にスポーツ選手に人気だ。大事な場面でパフォーマンスに副反応による影響が出ないよう、前もって計画しやすいためだ。  2回の接種が必要なワクチンは総じて、一段と高い予防効果を示している。米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンはコロナウイルス感染症の発症予防で95%の効果を示した。モデルナも大規模な治験で、特定のコロナの症状(重症含む)について、94.1%の予防効果が確認された。米疾病対策センター(CDC)はファイザーとモデルナのワクチンについて、2回目の接種から2週間後の感染リスクの低減効果は90%だとしている。  これまでNBAでは、少なくとも2件の顕著なブレークスルー感染があった。直近はフェニックス・サンズのスター選手で、NBA選手会の会長を務めているクリス・ポール氏だ。NBAの指針によってウェスタン・カンファレンス・ファイナル(西地区決勝)で最初の数試合に出場できなかった。ポール氏はワクチン接種を済ませていたが陽性反応が出ており、無症状のままだと伝えられている。  ウガンダ五輪代表団からは2人の陽性が発覚した。ウガンダの五輪委員会によると、2人と他のメンバー7人は英アストラゼネカのワクチンを2回接種していたとしている。  アストラゼネカが公表したデータでは、コロナの発症予防で76%の効果があったことが示された。  ウガンダの五輪委は、2回目の接種時期など、追加の問い合わせについて応じていない。  接種のタイミングも要因になり得る。一般には、2回目の接種から2週間後に完全な予防効果が期待できると考えられている。だが、一部の国・地域は、五輪出場選手にようやくワクチンが行き届き始めた状況だ。  選手らはまた、重要なトレーニングや、まさに今行われている最中の選考会のスケジュールを考慮してワクチンの接種時期を決めなければならない。オーストラリアの飛び込み選手は、副反応を避けるため、選考会の数週間前に1回目を接種し、2回目は選考が決まった後の6月初旬まで先送りした。  だが、うまくワクチン接種の時期を手配することは厄介な作業だ。フィリピンの体操連盟は、種目別床運動で金メダル候補のカルロス・ユーロ選手のために、6月初旬からワクチンの確保を急いだ。同連盟のシンシア・カリオンノートン会長は当初、「彼の健康状態は完璧なので、何であれ医薬品やワクチンを体内に入れて問題を起こしてほしくない」などとし、接種に消極的な姿勢を示していた。  だが、カリオンノートン氏は、コーチと協議した結果、考えを改めたという。「選手は毎日検査され、陽性となれば出場できなくなる見通しで、これまでのトレーニングが水の泡になるとコーチから言われた」  だが問題はそこでは終わらなかった。フィリピン選手団は本国で集団接種したが、ユーロ選手はすでに日本でトレーニングを行っていた。日本で接種するとなれば、フィリピン大使館や複数の高官が関わる必要がある。カリオンノートン氏によると、五輪開幕まで1カ月を切った6月下旬時点で、ユーロ選手のワクチンはまだ確保できていない。 [訂正]第6段落目の「ワクチンを接種していれば検査で陽性となっても出場禁止にはならないだろう」を「ワクチンを接種していれば出場禁止になる陽性は出ないだろう」に訂正します。

By Louise Radnofsky and Rachel Bachman

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ワクチン

韓国バイオ企業「ジェネクシン」mRNA・DNA利点結合型ワクチン技術特許出願

https://news.yahoo.co.jp/articles/2aa3d67fa9773ffef73c277ea7dd241bcfbb90bc

2021/6/26(土) 21:30 WOW!Korea

韓国バイオ企業、ジェネクシン(Genexine Inc)は既存のDNAワクチンプラットフォームにmRNAの複製および増幅システムを適用した、ハイブリッドワクチン技術の特許を、医学・薬学研究開発企業であるSL VaxiGenと共同出願したと25日、明らかにした。 【写真】もっと大きな写真を見る ジェネクシンによると、DNAワクチンとmRNAワクチンはすべて核酸基盤で、直接感染源を操作せず、安全性に優れ、低コストで迅速に開発できるという長所がある。このうちDNAワクチンは、細胞内伝達効率を増加させる方法で、電気穿孔法(エレクトロポレーション)を導入し、別の伝達体がなくても、細胞内に伝達されることがあるが、mRNAワクチンより相対的に原料投入量が多い。 mRNAワクチンは、mRNA自体を脂質ナノ粒子(LNP)など、伝達体と一緒に注入し、体内の細胞が抗原タンパク質を作りだす原理である。ただしmRNAは、小さな衝撃でも壊れやすい構造であるため、冷凍保管などの輸送と管理の難しさがある。伝達体(脂質ナノ粒子“LNPやPEG”)による肝毒性やアナフィラキシー心筋炎などの副反応が発生する可能性もある。 ジェネクシン、SL VaxiGenは、二つのワクチンの欠点を補完したDNAとRNAのハイブリッドワクチン技術を開発した。体内に注入されたDNAワクチンが、mRNAに転写される過程で発現されたmRNAが自主的に複製および増幅し、少量のDNAだけで十分な量の抗原タンパク質を作り出すことができようにしたものである。 DNAワクチンの利点である高い安全性は維持し、mRNAワクチンの利点である高い体内発現率と高い免疫性を加えたワクチンという説明だ。 ただし、該当技術は、ジェネクシンがコロナウイルスとして開発中であるGX-19Nにはまだ適用されていない。ジェネクシン関係者は「現在、臨床が進行中であるため、変えることができない」とし「今後、適用される可能性がある」と述べた。 ジェネクシンのソン・ヨンチョル代表理事は「コロナウイルスのスパイク(Spike)抗原にヌクレオカプシド(NP)抗原を追加し、強力で幅広いT細胞免疫反応を誘導、変異株まで守ることができるワクチンとしてGX-19Nを開発中」とし「新型コロナが繰り返し発生するエンデミックや、別のパンデミック発生に備えて、DNAワクチンプラットフォームの有効性と生産性をアップグレードしている」と伝えた。

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ワクチン 社会問題

ワクチン「打たない」若者にじわり 副反応への不安、ネットで拡大

https://nordot.app/780176385652047872

2021/2021/6/23 06:00  河北新報社

 新型コロナウイルスワクチンの64歳以下への接種が東北でも本格化する中、若い世代で接種への忌避感が目立つ。ワクチンの効果や副反応に関するさまざまな情報が飛び交い、接種のメリットを疑問視しているためだ。専門家は科学的根拠のある情報の発信と受け止めを呼び掛ける。

 JR仙台駅東口の大規模接種会場で東北大の学生や教職員への集団接種が始まった21日、駅西口周辺で喫煙していた専門学校生の男性(20)は「ワクチンは打たない」と言い切った。「副反応で死ぬ可能性もあると聞いた」という。連れの男性(20)も「マスクと消毒でコロナは防げる。どんな副反応が起きるか分からないワクチンの方が怖い」と同調した。
 仙台市内で若者に話を聞くと「動画投稿サイトで『外国産のワクチンは危ない』と聞いた」(大学3年の21歳男性)、「ネットやツイッターに『打つと死ぬ』など怖いうわさがたくさんある」(専門学校生の18歳女性)など、接種への期待より不安の声が多い。
 インターネットや会員制交流サイト(SNS)を主な情報源とする人々の間で特に拒否反応が目立つ。新聞やテレビも含め、メディア上に多様な情報が交錯しており、判断を迷わせている可能性がある。
 会社員の男性(23)は「自分ではどうしたらいいか分からない。職場でも接種に関して何も言われていない。世論の流れを見ながら親とも相談して決めたい」と胸の内を明かす。
 厚生労働省の調査によると、接種後に痛みや発熱などの症状が出るのは若者や女性で頻度が高い傾向にあるという。

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ワクチン

アストラ製接種を容認へ 60歳以上対象、厚労省

https://news.yahoo.co.jp/articles/b1b14a889d1f93bb2c9b275afa50b0d2f51eac9e

2021/6/23(水) 6:00配信 KYODO

 厚生労働省は22日、英アストラゼネカ製の新型コロナワクチンについて無料で打てる公費接種の対象とし、60歳以上に接種するのを認める方向で調整に入った。30日に開かれる同省の専門分科会で可否を議論する。現状ではファイザー製とモデルナ製で供給量は足りており、すぐに使う予定はないが、予期せぬ事態に備えておく狙いがある。 「ワクチンパスポート」7月交付へ準備

 厚労省はアストラ社製を5月に特例承認。だが血小板の減少を伴う血栓症の副反応が海外で報告されていたことから、当面使用を見送る方針を示していた。  関連学会が2日、血栓症の診断や治療に関する手引を公表したことを受けて、改めて使用を検討することにした。

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ワクチン接種、59歳以下は20~30代優先 東京・新宿区長が方針

https://www.iza.ne.jp/article/20210602-NXXSEQZAYNNCNP34QDNIUKMMLE/?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link

2021/2021/6/2 19:43

新宿区の吉住健一区長は2日の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの集団接種をめぐり、59歳以下は20~30代を他の世代より先に接種を始める方針を明らかにした。行動範囲の広い若年層に重点的に接種を行うことで、重症化リスクの高い高齢者への感染の〝飛び火〟を防ぐとともに、医療機関の負担軽減を目指す。

吉住区長は会見で、新型コロナウイルスの感染者を受け入れている病院関係者らから「若年者のワクチン接種を進めないと感染者は減らない」との助言を受けたと説明。その上で20~30代は窓口対応や営業など不特定多数と接する仕事に携わっている人が多いとの認識を示し、「限られたワクチンを若年層に投じることで、感染拡大の押さえ込みを図る」と強調した。

区の計画では、16~59歳の人向けの接種券を17日に送付する予定だが、集団接種の予約はまず20~30代の約11万人から受け付ける。その後、ワクチンの供給状況に応じて40~50代、20歳未満-と対象を拡大していく方向だ。

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ワクチン 感染症ニュース

都内感染20~30代が過半数 英イングランドでも40歳未満8割

https://news.yahoo.co.jp/articles/d5f4faf7c931c2da2f535881c93f2a41eb13dfdb

2021/6/26(土) 21:16配信 産経新聞

東京都内の新型コロナウイルス感染者のうち、20代と30代の割合が6月に入って過半数となっていることが都の公表データで分かった。月ごとで半数を超えるのは昨年8月以来。60代以上は減少傾向で、社会の中で活動的な若年層への感染が顕著な状況だ。重症化しやすい高齢者に感染を広げる可能性が指摘される中、ワクチンの集団接種で若者を優先する自治体も出ている。 東京都の公表データを月ごとに年代別で集計したところ、20代は第3波ピーク後の2月に全体の19・0%(2091人)だったが、6月は25日時点で30・5%(3214人)を占めている。30代も4月以降、増加傾向で、6月は19・8%(2089人)となった。 6月は20代と30代で50・3%(計5303人)となり、第2波だった昨年8月(58・1%、計4720人)以来、10カ月ぶりに半数を超えた。一方で、60代以上の割合は2月に29・3%(計3218人)となってから減少傾向で、6月は9・9%(計1040人)となっている。 厚生労働省に対策を助言する専門家組織は23日の会合で、「若い人を中心に都心部から感染が広がっている」と、リバウンド(感染再拡大)への懸念を示した。 都内では緊急事態宣言から蔓延防止等重点措置に移行し飲食店での酒類の提供などが緩和された。主要繁華街の人出は宣言解除後、増加に転じており、高齢者へのワクチン接種は途上で、若年層からの感染拡大が医療の逼迫を引き起こす可能性もある。 こうした状況の中、ワクチンの接種体制を見直す自治体もあり、新宿区はワクチンの集団接種で、59歳以下は20、30代を他の世代より優先する方針を決定。吉住健一区長は病院関係者から、「若年者の接種を進めないと感染者は減らない」と助言を受けたという。 一方で、若年層は重症化しにくいという理解が広まっているほか、副反応への警戒感から、接種に慎重な若者も少なくない。 政府の新型コロナ対策分科会メンバーで東邦大の舘田一博教授(感染症学)は「新型コロナウイルスの流行は長期間に及んでおり、若者への感染対策の訴求には限界がある。ワクチンの有効性は極めて高く、重大な副反応の頻度も低い。リスクよりもベネフィット(利益)が大きいということを理解してもらい、早期の接種につなげていくことが大切だ」と指摘した。 イングランドでも若年層の割合高く 若年層での感染拡大は英国でもみられる。英政府の発表データによると、英イングランドで、6月1~17日の新規感染者のうち、8割近くを40歳未満が占めている。感染拡大のピークを迎えた1月には、40歳未満は全体の5割程度だった。 英政府は新型コロナウイルスのインド型変異株の感染拡大を受け、6月21日に計画していたイングランドの都市封鎖(ロックダウン)の規制解除を4週間延期する決定をした。インド株が新規感染者の約9割を占め、ワクチン未接種の若者が感染し、学校で広まったとみられる。 感染者数は1月がピークだったが、10~20代の割合は増加。英政府発表のデータを月ごとに年代別で集計したところ、イングランドでは1月、10代が8・0%(8万6145人)、20代が18・8%(20万2961人)だったが、6月(17日時点)には10代、20代ともに10ポイント以上割合が増えた。40歳未満が全体の8割近くを占めている。

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ワクチン 社会問題

若者の“ワクチン不安”に専門家「身体中にウイルス遺伝子がばら撒かれるよりはマシ」

https://news.yahoo.co.jp/articles/166f62fbc60f515d3bffe4d202c0bbe391ead42e

2021/6/27(日) 9:36配信 AMEBA TIMES

 河野太郎ワクチン接種担当大臣は、25日の会見で「勝負の中身は、いま自治体で組んでいる接種体制、接種スピードを落とさないようにするかに変わってきた」と言及した。 【映像】「若者はコロナになっても重症化しない」は間違い! 専門家「ワクチンは打つメリットの方が圧倒的に大きい」  自衛隊の大規模接種センターでは、26日午前0時からホームページとLINEで増員分の予約受け付けを開始したところ、東京会場の計2100人分が約9分で、大阪会場の計525人分が3分で埋まった。  接種スピードが加速する中、ネット上には「女性は不妊になる」「遺伝子が書き換えられる」など、真偽不明な情報が流れている。この事態を受け、河野大臣は横行するワクチンデマを否定。自身のブログでも、誤った情報に惑わされないよう、注意を呼びかけた。  どうすれば若者が安心してワクチンを接種できるようになるのか。『ABEMA Prime』では、Twitterアカウント「手を洗う救急医Taka」としても知られる、新型コロナワクチン公共情報タスクフォース(CoV-Navi)副代表幹事の木下喬弘医師とともに考えた。

■ 手を洗う救急医Taka「若者が重症化しないは間違い」

ワクチン接種率70%を超えるには?

 新型コロナワクチンについて、木下氏は「今回のワクチンの本当のすごさは、重症化予防に効果があらわれている点だ。ニューヨークで僕の仲のいい医師が働いているが、ワクチン接種が進んだことで新型コロナの入院患者が激減していて『かなり診療が楽になった』と言っていた。医療の供給体制を楽にしている効果は、ものすごく大きい」と説明する。  日本のコロナワクチン接種状況を見ると、6月24日までに高齢者は1回目を打ち終わった人が約53%、2回目は約19%と、着実にワクチン接種が進んでいる。しかし、全体の接種率を見ると日本は5.5%程度で、高齢者全員が打ち終わったとしても全体で約28%、30代以上の国民全員が打ってようやく約73%になる。20代、30代でワクチンを「打たない」と答えている人が2割以上いた

 この現実に加藤勝信官房長官も24日の会見で「首相官邸Twitterの専用アカウント、テレビCMなど、さまざまな媒体を活用しながら、特に若い方を含めて、国民の皆さんに対してできるだけ正確な情報を発信するように努めているところだ」とコメント。若い世代に向けた接種の呼びかけを強化すると明かしている。  一方、筑波大学の原田隆之教授が発表した「ワクチンを接種したくない人の心理」の調査データでは、20代、30代でワクチンを「打たない」と答えている人が2割以上いた。  なぜ若者たちの中にワクチンを「打ちたくない」と思う人がいるのだろうか。Twitterに寄せられた理由を見てみると「若者は重症化しないのに打つ必要がどこにあるのか?」「わざわざ倦怠感が出るものを身体に入れたくない」「高齢者が全員打ち終われば医療崩壊しない」といった内容が投稿されていた。  若者は新型コロナにかかっても本当に重症化しないのだろうか。これに木下氏は「明らかに間違いだ」と否定する。 「若者も重症化する場合がある。ワクチンを打つと倦怠感が出ることもあるが、どう考えても新型コロナに感染するよりはマシだ。新型コロナに感染すると、体にどのような反応が起きるか。少しだけ説明すると、まず、新型コロナに感染すると、人間の細胞にコロナウイルスが入ってくる。コロナウイルスはRNAという遺伝子を持っていて、その遺伝子が人間の細胞の中でRNAをばら撒きまくる。ウイルスを僕らが作らされるようになる。それが何百万という単位になって細胞を殺す」  その上で、木下氏はワクチンの内容について「打つメリットの方が圧倒的に大きい」とコメント。「今回のワクチンは、コロナウイルスの“スパイクタンパク”という表面にある突起の部分の遺伝子だけをワクチンに入れている。しかも、遺伝子の個数は勝手に増えず、人間の細胞の中でウイルスの一部分だけを作って、身体に戦い方を覚えさせるもの」と説明した。 「遺伝子のワクチンと聞くと『気持ち悪い』と思う人もいるかもしれないが、新型コロナのウイルスに感染すると自分の身体の中にウイルスの遺伝子がばら撒かれまくる。そっちの方がよほど気持ち悪いし、どう考えてもリスクが高い。実際に若い人で亡くなっている人もいる。個人レベルで考えても、ワクチンは打つメリットの方が圧倒的に大きい。まずそこははっきりさせる必要がある」

 また、若い世代がワクチン接種を怖がる要因として、挙げられるのが副反応(アナフィラキシー)への懸念だ。厚生労働省が発表した「健康観察日誌集計の中間報告(6月23日)」の資料を見ると、若者の副反応は高齢者よりも出やすいことが分かっている。  若い人に顕著に副反応が出るのはなぜなのだろうか。「若い人に打つワクチンの量が多いのではないか?」といった声もあるが、木下氏は「基本的にワクチンは倍ぐらい体重が違っても、同じ量を使うもの」と断言する。 「若い人は免疫反応が出やすいので、高齢者と比べて副反応が出やすくなるといったデータと関係があるかもしれない。しかし、ワクチンは通常、男性と女性の体重差や、若者と高齢者の体格差を気にせずに使うもの。しっかり免疫が反応すると抗体も高いが、大きく効果が変わるわけではない」  番組中、視聴者から“賛成派”の意見として「ワクチンの効果で、医療の逼迫が抑えられるなら受けるべき」「倦怠感は2~3日だけど、かかったら後遺症でずっと苦しむ」といったコメントが寄せられた。ワクチン接種以外に新型コロナを収束させる方法はないのだろうか。この質問に木下氏は「クイックアンサーでは『ない』といえる」と答える。 「ワクチン以外では絶対無理だと思う。治療薬を作れと言う人もいるが、僕はワクチン以外で収束は絶対にないと思っている。なんとかしてワクチンを普及させないと元の生活に戻ることはないと思う」  過去にアレルギー反応の既往歴を持つ人もおり、基本的にワクチンを打つかどうかは個人の判断に委ねられているが、正しく理解していれば過度に怖がる必要はない。若い世代への接種を進めるには、正しい知識を普及し、デマ情報をなくていくことが大事だ。 (ABEMA/『ABEMA Prime』より)

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嫌韓層を意識?河野ワクチン大臣の交差接種「日本はやらない」発言が信じられない

https://news.yahoo.co.jp/articles/31afba67d70826b2c081a4eee0444ec1d3198436

2021/6/24(木) 14:25配信 月刊ゲンダイデジタル

 新型コロナウイルスワクチンの供給が綱渡りだ。自治体に配るファイザー製の輸入量が先細りの上、大規模・職域両接種で使用するモデルナ製も逼迫。河野ワクチン担当相は23日、大規模と職域の新規受け付け停止を突如発表した。 ファイザー製&モデルナ製のワクチン効果は1年続くのか?  会見で河野大臣は「職域接種と大学接種の合計で3300万回を超え、大規模接種が1200万回を超えて上限に近くなっている。それに加え、モデルナの1日の可能配送量は上限に達している。このままいくと、供給できる総量を超えてしまう」と説明。ホンの2日前に職域接種を視察した菅首相が「さらに加速化させたい」と意気込んでいたのは何だったのか。やはり裸の王様なのか。 「菅政権には言葉を失います。兵站を無視して無謀な戦争に突っ込んでいった太平洋戦争そのもの。想定されるのはメーカー側からの供給不足、あるいは期限切れでムダにしてしまったのか。ファイザー製もモデルナ製も有効期間は6カ月です。菅首相は10、11月には希望者全員の接種を完了させると言っていましたが、何の根拠があったのか」(西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏=感染症学)

ファイザーもモデルナも供給逼迫

鼻で笑う前に参考にしたらどうだ(韓国柔道選手のワクチン接種) (C)ロイター/ゲッティ・イメージズ

 一方、韓国では4月以降に1回目でアストラゼネカ(AZ)製を打った76万人を対象に、2回目の時期が到来する7月からファイザー製を打つ「交差接種」を実施予定だ。AZ製の供給が6月末から7月以降に延期されたためだという。 ■メルケル独首相もカナダも交差接種  気になるのが交差接種の安全性だ。「AZ製×ファイザー製」について、ドイツの研究チームが成人250人を対象に調べたところ、他社製に比べて有効性の劣るAZ製2回よりも抗体量が10倍多かったと発表。メルケル独首相は「AZ製×モデルナ製」で接種を終えた。カナダ政府も先週、「AZ製×ファイザー製かモデルナ製」を「強く推奨」。スペインの研究所の調査でも独チームと同様の傾向だった。 「医学的見地からいえば、同じ製品を2回打つのが原理原則です」(中原英臣氏=前出)  河野大臣は会見の7時間前、「ひるおび!」(TBS系)に生出演。嫌韓層を意識したのか、交差接種について「日本はやりません」と鼻で笑っていた。厚労省が60歳以上のAZ製容認に動く中、額面通り受け取っていいのか。言うことがコロコロ変わるだけに、にわかには信じ難い。

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河野大臣、ブログで「ワクチンデマ」を説明 朝の生放送で「1つ1つ潰す」と明言

https://news.yahoo.co.jp/articles/b1861d5979ec17b43bda56f041394555458994fb

2021/6/24(木) 11:36 デイリー

 ワクチン担当の河野太郎大臣が24日、ブログを更新し、新型コロナワクチンに関するネットに流布する「デマ」について細かく説明している。  河野大臣はこの日フジテレビ系で放送された「めざまし8」に生出演し、ネットに流布するデマについて、若者がネットやSNSから情報を得ることが多いため「1つ1つ潰していかないといけない」と語っていた。  そして出演が終わるとすぐさま「ワクチンデマについて」と題したブログを投稿した。  「日本で流布されるデマは、当初、海外で発信され、しばらくして日本にたどり着いたものが多くなっています」とつづり、デマの65%は「わずか12の個人と団体が引き起こしていることが確認されています」とも記している。  具体的なデマについての細かな説明も。例えば「ワクチン接種された実験用のネズミが2年で全て死んだ」というものは「実験用のネズミの寿命がそもそも2年程度ですから、ワクチンを接種した人間が100年で全て死んだといっているのに等しいことになります」と説明。  その後、ネズミが猫に入れ替わったものが流布されたが「ヒトに関する研究の前段階としての動物実験でネコは一般的に使われません。現に、ファイザー社のワクチンの研究でネコが使用されたことはありません」としている。  他にも不妊、遺伝子組み換え、長期的な安全性などについても説明されており、最後に「この項は『こびナビ』(covnavi.jp,@covnavi)の監修をいただいております」と専門家の監修を経ているとした。  このブログは河野大臣のツイッターから飛べるようになっている。