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韓国バイオ企業「ジェネクシン」mRNA・DNA利点結合型ワクチン技術特許出願

https://news.yahoo.co.jp/articles/2aa3d67fa9773ffef73c277ea7dd241bcfbb90bc

2021/6/26(土) 21:30 WOW!Korea

韓国バイオ企業、ジェネクシン(Genexine Inc)は既存のDNAワクチンプラットフォームにmRNAの複製および増幅システムを適用した、ハイブリッドワクチン技術の特許を、医学・薬学研究開発企業であるSL VaxiGenと共同出願したと25日、明らかにした。 【写真】もっと大きな写真を見る ジェネクシンによると、DNAワクチンとmRNAワクチンはすべて核酸基盤で、直接感染源を操作せず、安全性に優れ、低コストで迅速に開発できるという長所がある。このうちDNAワクチンは、細胞内伝達効率を増加させる方法で、電気穿孔法(エレクトロポレーション)を導入し、別の伝達体がなくても、細胞内に伝達されることがあるが、mRNAワクチンより相対的に原料投入量が多い。 mRNAワクチンは、mRNA自体を脂質ナノ粒子(LNP)など、伝達体と一緒に注入し、体内の細胞が抗原タンパク質を作りだす原理である。ただしmRNAは、小さな衝撃でも壊れやすい構造であるため、冷凍保管などの輸送と管理の難しさがある。伝達体(脂質ナノ粒子“LNPやPEG”)による肝毒性やアナフィラキシー心筋炎などの副反応が発生する可能性もある。 ジェネクシン、SL VaxiGenは、二つのワクチンの欠点を補完したDNAとRNAのハイブリッドワクチン技術を開発した。体内に注入されたDNAワクチンが、mRNAに転写される過程で発現されたmRNAが自主的に複製および増幅し、少量のDNAだけで十分な量の抗原タンパク質を作り出すことができようにしたものである。 DNAワクチンの利点である高い安全性は維持し、mRNAワクチンの利点である高い体内発現率と高い免疫性を加えたワクチンという説明だ。 ただし、該当技術は、ジェネクシンがコロナウイルスとして開発中であるGX-19Nにはまだ適用されていない。ジェネクシン関係者は「現在、臨床が進行中であるため、変えることができない」とし「今後、適用される可能性がある」と述べた。 ジェネクシンのソン・ヨンチョル代表理事は「コロナウイルスのスパイク(Spike)抗原にヌクレオカプシド(NP)抗原を追加し、強力で幅広いT細胞免疫反応を誘導、変異株まで守ることができるワクチンとしてGX-19Nを開発中」とし「新型コロナが繰り返し発生するエンデミックや、別のパンデミック発生に備えて、DNAワクチンプラットフォームの有効性と生産性をアップグレードしている」と伝えた。