カテゴリー
感染症 社会問題

武漢研究所のバットウーマン「新型コロナ流出? ない証拠をどうやって出すのか」

https://news.yahoo.co.jp/articles/054d7c13c30e9e4da7a2780dd2d601f14610035f

2021/6/16(水) 10:01配信 朝鮮日報

 米国などで新型コロナウイルスの「中国・武漢研究所流出説」が取りざたされている中、カギを握る同研究所のコウモリ・ウイルス専門家、石正麗博士(57)が米メディアとのインタビューで、「世間は罪のない科学者に汚物を浴びせている」と主張した。 ■韓国はコロナ時代に住みやすい国5位…日本は?

 石博士は新型感染症研究のため17年間にわたり中国全土で1万件以上のコウモリのウイルスのサンプルを収集・研究し、「中国のバットウーマン」と呼ばれている人物だ。2017年にコウモリのウイルスを混合して人間に感染させることができる変種を作ったという論文を武漢研究所の同僚と共同発表した。  米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は14日(現地時間)、石博士が電話で「私たちは遺伝子操作でウイルスの感染性を強化するための研究をしたことがない。新型コロナウイルス問題が発生する前に関連のサンプルを確保したこともない」と主張したと報道した。そして、「新型コロナ発生直前、武漢研究所の研究員の一部が病院に行くほど体調が悪くなった」という米政府の報告書についても、「そのようなことはなかった。どの研究員が病気になったというのか名前を出せ」と問い詰めたという。また、「『新型コロナの背後には中国や石博士がいる』という主張にどう反論するか」との質問には「ない証拠をどうやって出すのか」「私には間違っていることも、怖がることもない」と語ったと同紙は報じた。  石博士は昨年、姿を隠してフランスの米国大使館に亡命したという説まで流れたが、実際には中国当局の保護下で研究や講演活動を続けているという。ジョー・バイデン政権は「新型コロナウイルス実験室流出説」を解明しようと、このほど再調査に着手した。先日行われた主要7カ国首脳会議(G7サミット)の共同声明でも、新型コロナの起源を明らかにする世界保健機関(WHO)の調査に中国の協力を求めるという内容が盛り込まれた。