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「不快なマスク仕草」20代女性に聞いたワースト5。鼻出しマスクは2位

https://news.yahoo.co.jp/articles/e056ebe27725e6b61fc95502c4de0f6b1c32cef6?page=1

2021/2/9(火) 18:45 bizSPA!フレッシュ

 コロナ禍で、マスクは生活に欠かせない必需品となりました。でも、果たして正しい使い方や着用がなされているのでしょうか。  そこで今回は「マスクにまつわる仕草」で不快と感じるものについて、20代女性200人を対象にアンケート調査しました。編集部で選んだ「12個のマスク仕草」のなかから、特に不快に感じたものを1~3個を選んでもらい、ワースト5位までを選出。順番に紹介します。

5位:外食先などテーブルの上に、内側を下にして置く

 まずワースト5位は「外食先などテーブルの上に、内側を下にして置く」で、29票でした。そもそもマスクには、会話や咳、くしゃみをなどで口から出る飛沫を防ぎ、感染拡大を防止する役割があります。  マスクの内側は直接鼻や口と接している部分なので、ウイルスや細菌を含む鼻水や唾液などが付着している可能性があります。そんな部分を、たくさんの人が使うテーブルの上に直接置くことはかなり不衛生といっていいでしょう。  回答者の声をみると「マスクの内側を下にして置くのは汚い」(25歳)、「唾液や鼻水が染みついている」(28歳)、「テーブルに菌をばら撒いているのと同然」(23歳)といったもっともな意見が多数を占め、「品がない。その他の面でも無神経な人なのかなと疑う」(27歳)といった声もありました。  最近ではマスクを一時的に収納するマスクケースが市販されています。外出の際はマスクと併せてケースも必携品といえそうです。

4位:片耳にマスクをぶら下げたままでいる

※厚生労働省HPより

 ワースト4位は「片耳にマスクをぶら下げたままでいる」で43票。  不快度は高めですが、厚生労働省が推奨する「静かなマスク会食」のポスターでは、片耳からマスクをぶら下げてビールを飲む女性がイラストで描かれています。この新マナーには「マスクを触る回数が増えて逆に汚いのでは?」など賛否ありますが、シーンによって、一時的であればアリという考え方もあるようですね。  ただ、片耳に“ぶらさげたまま”では「マスクの意味がない」(28歳)と言われているように、マスクをしていないも同然です。状況に応じて着用するか、片耳にかけるか、常に切り替える意識が大切です。

3位:顎マスクになっている

 ワースト3位は「顎マスク(口も鼻も出ている状態)になっている」で59票。  口も鼻も出てしまうので、感染させるリスクも、自分自身が感染するリスクも高めてしまいます。また、顎までマスクをずらす際に、マスク表面を触ることになるので、手に汚れが付着し、拡散させるリスクも。 「鼻も口も出ていると菌をもらいそう」(23歳)、「鼻が出ていて顎に着けたまま喋られるのが嫌だ」(24歳)のような感染リスクを危惧する声が多く、「鼻を出す仕草。ダサいから」(25歳)といった見た目のカッコ悪さを指摘する声もありました。

2位:鼻出しマスクになっている

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 ワースト2位は「鼻出しマスク(鼻だけ出ている状態)になっている」で61票。 「男性に限らず、誰でもマスクから鼻が出ているのは気になります」(21歳)という声があるように3位の顎マスク同様、鼻マスクも気になる人が多いようです。  他には「中途半端につけていて不潔」(28歳)、「くしゃみで鼻水が飛ぶこともあるし、マスクの意味がない」(28歳)といった衛生面に不安を感じる声が大半を占め、「不衛生な上、見栄えも悪く、だらしない印象だから」(26歳)と、見た目の印象が悪いという声もありました。  息苦しく、一時的にずらすこともあると思いますが、人が集まっていないかなど、周囲の状況を確認してから行う必要があるでしょう。

1位:マスクをずらしてくしゃみや咳をする

 気になるワースト1位ですが「マスクをずらしてくしゃみや咳をする」で116票でした。マスクをずらしてくしゃみ咳をすることは、すなわち飛沫をそのまま周囲に飛ばすことと同義。今のご時世、本当にそんな人がいるのかと疑ってしまうほどの行為です。  回答者の声をみると、「周りへの配慮が足りない」(23歳)、「マスクの意味が無い行為はやめて欲しい」(28歳)、「エチケットに反すると思う」(29歳)と至極まっとうな意見が揃います。  いかんせん「本当にそんな人がいるの?」と疑ってしまうところですが、「電車など公共交通機関で、くしゃみや咳をマスクを外してからする人がいる。自分に飛沫が返ってくるのが嫌なのだろうが、今の状況を考えて常識的にもどうかと思う」(20歳)と、恐ろしい目撃証言も寄せられました。

厚労省が推奨する「咳エチケット」

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 厚生労働省が推奨する「咳エチケット」では「1. マスクを着用し鼻から顎まで隙間なく覆う」「2. ティッシュ・ハンカチなどで口や鼻を覆う」「3. 上着の内側や袖(そで)で覆う」という3つの方法が紹介されています。  万が一、マスクを着用していなかったり、ずらしていたとしても、服の袖やハンカチなどで咳エチケットは可能です。しっかりと守るようにしましょう。  かくいう筆者もマスクで口は覆っても鼻だけ出してしまう「鼻マスク」をやってしまいがちです。今回のアンケート結果で不快に感じる人が意外に多いことを知って、自分の考えを戒めたいと思いました。  また、今回ワースト5にはランクインしなかった「マスクの上から鼻の穴をかく」(7位・22票)、「マスクの表面を頻繁に手で触る」(9位・18票)は、その手で周囲をあちこち触ることで感染拡大させるリスクも。  マスクの表面にもウイルスや細菌が付着している可能性があるため、表面を触った手で口や鼻、目を触ると自分が感染してしまう場合も考えられます。注意が必要です。コロナ禍の終息のため、正しくマスクを着用して感染対策に努めましょう。 <TEXT/目黒川みより> 【調査概要】 調査方法:(株)クロス・マーケティング「QiQUMO」によるアンケート調査 調査期間:2021年1月26日 調査対象:20代の女性200名 ※選択肢=顎マスクになっている(口も鼻も出ている)/鼻マスクになっている(鼻だけ出ている)/片耳にマスクを下げたままでいる/間違えて表裏逆に着用している/マスクの上から鼻の穴をかく/食事中・喫煙中などに腕にマスクを装着する/外食先などでテーブルの上に“内側を下にして”置く/外食先などでテーブルの上に“外側を下にして”置く/マスク越しとはいえ、大きな声で話す/マスク越しとはいえ、近距離で話す/マスクをずらしてくしゃみや咳をする/マスクの表面を頻繁に手で触る

bizSPA!フレッシュ 編集部