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感染症ニュース

コロナ治療期待の「フサン」生産5倍に 日医工

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2020/5/18 23:44 (JST)5/19 11:05 (JST)updated 北日本新聞社

 日医工は18日、新型コロナウイルスの治療薬として期待されている膵炎(すいえん)治療薬「フサン」を増産すると発表した。愛知工場(愛知県春日井市)に約40億円を投じて生産ラインを増強する。委託先も含めて、生産量を4~5倍に引き上げ、最大で年間300万本の製造を目指す。早ければ年内に稼働させる。

 フサンはウイルスが細胞に入るのを防ぐ効果があるとされる。東京大は細胞内でウイルスの増殖を抑える効果が見込まれる抗インフルエンザ薬「アビガン」と併用投与する臨床研究を進めており、働きが異なる薬を使った相乗効果が期待されている。

 日医工は昨年4月、鳥居薬品(東京)からフサンの製造販売承認を引き継いだ。現在は委託先の鳥居薬品で年間60~70万本を生産する。今後、委託生産を100万本に増やし、さらに自社の愛知工場でも最大200万本の生産を目指す。

 富士フイルムから受託したアビガンの製剤工程は、8月から静岡工場(静岡県富士市)で行う。同工場は米食品医薬品衛生局(FDA)の基準への対応を目指しており、将来的に海外向けの製造にも応じられるという。