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「妊婦のワクチン接種で遺伝情報が操作される」はデマ! 専門家が力説し接種の勧め

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce72b3f62826dc5b7ed062c872ee13a4c1a3c5a6

2021/8/24(火) 10:34 デイリー

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が24日、新型コロナウイルスの母親から胎児への影響を取り上げ、日本医科大学特任教授・北村義浩氏は「赤ちゃんにウイルスがうつることは、まずありえない」と断言。ワクチン接種についても「ぜひ受けていただきたい」と呼びかけた。  妊婦から胎児へのコロナ感染について、北村氏は「胎盤という赤ちゃんとお母さんをつないでいる所が非常にウイルスをブロックすることがわかっている。だから赤ちゃんにウイルスがうつってしまって肺炎的なことになるということは、まずありえない。それから妊娠されているお母さんがコロナに感染しやすいということも知られていませんから、妊娠したからといって過度に怖がる必要は全くありません」と言い切った。  気をつけなければならないのは酸素の供給だとし「お母さんが酸素がないという状態の時には、同じように胎児も酸素がないとあえいでいる。だからお母さんに酸素を十分に与えるのが大事。軽症であったとしても、場合によっては入院させてしっかり酸素のある状況を作ってあげるのが大事」だと力説した。  番組では、厚労省が「日本で承認されている新型コロナワクチンが妊娠、胎児、母乳に悪影響を及ぼすという報告はない」としていることも報道。妊婦のワクチン接種について聞かれた北村氏は「100%賛成。ぜひ受けていただきたい。アメリカで20万人近い妊婦さんが接種された経験を踏まえ、どの週数であっても妊娠中であればぜひ受けていただきたいと思いますし、産婦人科医系の3学会が合同で推奨している」と説明した。  SNSではさまざまな情報が飛び交っているが、北村氏はこれを完全否定。「赤ちゃんの遺伝情報が操作されてしまうとか誤った情報が出ているが、そんなことは全くありません。いいことずくめですから。よっぽど成分に対して明らかなアレルギーを持つような妊婦さんでない限りは、ぜひ受けていただきたい」と改めて接種を勧めた。